- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県赤穂市
- 広報紙名 : 広報あこう 2025年11月号
暖かい部屋や寒い浴室から移動した時、急激な温度変化によって血圧が大きく上下し、失神や不整脈を起こしたり、場合によっては命を落としてしまうことがあります。
この現象を『ヒートショック』と呼び、気温が低くなる季節には、特に注意が必要です。
高齢者や、高血圧、糖尿病、脂質異常症など持病がある人は、血圧の変化が起こりやすく、注意が必要です。
『ヒートショック』についての正しい知識を身につけ、寒い季節を乗り切りましょう。
◆脱衣所や浴室などでの救急発生状況
令和6年度中に市内で発生した、ヒートショックが疑われる救急要請事案は14件でした。そのうち、救急隊が到着し傷病者と接触した時点で、約3割にあたる5名が心肺停止などの深刻な状態となっていました。また、これらはいずれも11月から3月の冬季に発生し、9割以上が65歳以上の高齢者でした。
◆ヒートショック予防の6カ条
1.入浴前に脱衣所、浴室などを暖めましょう
2.お風呂の温度は41度以下、入浴時間は10分以内を目安にしましょう
3.浴槽で急に立ち上がらないようにしましょう
4.入浴前の飲酒は避けましょう
5.入浴前後にコップ一杯程度の水分をとりましょう
6.入浴する前には家族に一声かけて、家族の人は時々声を掛けたり様子を見に行くようにしましょう
問合せ:消防本部救急課
【電話】43・6884【FAX】45・0119
