健康 〔Column〕総合医療センターの今

■良質な医療を提供し地域の皆さんに貢献
市立総合医療センター 院長 大道正英さん

◇地域に根付いた病院の役割
「市民の命と健康を守ることが、市立総合医療センターの使命だと考えています。そのためには、良質な医療の提供が不可欠です」
そう話すのは、今年4月1日に同センターの院長に就任した大道正英さんです。
「私自身、幼少期から60年以上川西市に住んでいます。院長に就任した背景には、この地域に貢献したいという思い入れがあります」
令和4年9月に開院した同センター。市の基幹病院であり、最新の医療設備を備えています。全室個室化や救急患者の積極的な受け入れなど、地域に根付いた病院として市の医療を支えています。

◇「断らない医療」の実践
「良質な医療の提供には、三つの要素が必要だと考えています。一つ目が安心で安全な医療を提供するということ。二つ目が患者さんに寄り添った温かい病院であること。最後に、地域医療機関との連携を継続していくということです。当センターは、急性期の疾患を扱う病院です。急性期とは病気になって間もない時期で、病状が安定せず集中的な医療が必要となる時期のこと。この時期に高度な技術・医療機器で治療と検査をすることで、患者さんの状態の早期安定化をめざすことが当センターの役割です」
「断らない医療」を実践する同センター。救急の受け入れ件数は年々増えています。
「救急の対応では、川西市や近隣からの救急患者は全て受け入れることを目標としています。年間約7000件の救急車を受け入れ、応需率は常に9割以上です。この数値は県内でもトップクラス。今後も維持できるよう、職員一丸となり職務に当たります」

◇安定した病院運営の継続
良質な医療を提供することで、地域のために安定した病院運営をしていくことが市立病院の役割だと大道さん。
「立地の良さや最新の医療技術の導入などが要因となり、他の病院から専門的な技術を持つ医師が派遣されるなど、好循環が生まれています。市民の皆さんも、安心して受診してもらえればと思います。当センターには患者さんと病院をつなぐ、患者支援センターがあります。まずは気軽にご相談ください」

■市立総合医療センター
◆診察受付時間
初診・再診:午前8時半―11時半
休診日:日曜日・祝日、12月30日~1月3日

◆診察科一覧
◇内科系
循環器内科、消化器内科、糖尿病・内分泌内科、腎臓内科、総合診療科、呼吸器内科、小児科

◇外科系
外科・消化器外科、乳腺外科、産婦人科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、呼吸器外科、形成外科

◇その他
救急科、麻酔科・ペインクリニック科、感染症内科、放射線科、検査科、病理診断科

◆アクセス方法
◇川西能勢口駅より無料送迎バスあり
停留所「阪急バス1番乗り場」
平日(月~金曜日)のみ運行(20~30分間隔)

問い合わせ先:【電話】0570-01-8199(ナビダイヤル)
住所…火打1-4-1

問合せ:市立総合医療センター
【電話】0570-01-8199