スポーツ 第107回 全国高等学校野球選手権大会

熱戦が繰り広げられた第107回全国高等学校野球選手権大会。丹波市出身の2人の選手が出場し、私たちに勇気と感動を与えてくれました。

■U-18メンバー 神村学園3年 早瀬 朔(さく)くん
◇鹿児島の名門 神村学園へ
氷上中学校出身の早瀬君。小学2年生から西脇ワイルドキッズに所属。中学では神戸中央リトルシニアで活躍し、鹿児島県の名門神村学園に進学しました。

◇最後の夏 甲子園で120球の熱投
春夏合わせて3回目の甲子園となった今大会。2回戦の創成館高校(長崎県)戦でエースとして先発マウンドに上がり、惜しくも1対0で敗れましたが、7回を無四死球1失点で好投しました。

◇U-18侍ジャパンのメンバーに
9月5日から沖縄県で開催されている第32回WBSCU-18野球ワールドカップのメンバーにも選出された早瀬君。「素直に『うれしい』が一番です。狙うは世界一‼こうして全国の高校球児の代表として選ばれたからには恥じないプレーを、また、誰からも応援してもらえるプレーをしたいと思います。今後の目標は『プロ1本』です。プロ野球選手として戦えるレベルになるよう、今回のワールドカップに向けて練習し、試合に挑みます!」と意気込みを語ってくれました。今後の活躍に目が離せません。

■堂々のBest8!東洋大姫路高校3年 木下 鷹大(ようた)くん
◇地元の伝統校東洋大姫路へ
市島中学校出身の木下君。父や年の離れた兄たちの影響で、物心が付いた時にはすでに野球をし、小学1年生から三輪少年野球クラブに所属。中学では氷上ボーイズで活躍し、伝統のある東洋大姫路高校に進学しました。

◇背番号「1」でベスト8に貢献
高校入学後は右肘のケガに苦しみましたが、今年春の選抜大会の初戦にエースの阪下君にアクシデントがあり、1回途中から登板。ロングリリーフでしたが見事復帰戦を勝利で飾りました。そして夏の地区予選からはエースナンバーを背負い、チームを14年ぶり13回目の甲子園出場へと導きました。甲子園では、初戦からすべての試合に登板し、準々決勝までコマを進めました。準々決勝では優勝校の沖縄尚学(沖縄県)と対戦。2回の無死満塁のピンチで登板し2点を失い、惜しくも2対1で敗れたものの、3回以降は無失点の好投で、最後まで投げ抜きました。

◇今後の活躍に注目
甲子園で好投を重ねて注目を集めた本格派右腕の木下君。
「めざすはプロ野球」と語ってくれました。これからの活躍が楽しみです。