くらし 令和6年度 決算(1)

令和6年度の市の一般会計と特別会計、公営企業会計のそれぞれの会計の決算が9月議会で認定されました。その内容の一部を紹介します。

【一般会計】
◆一般会計は約9億円の黒字
一般会計で使われたお金(歳出)は236億9546万円、入ってきたお金(歳入)は247億969万円でした。差し引き10億1423万円のうち、令和7年度へ繰り越した事業に使う1億1565万円を差し引いた8億9858万円が黒字となりました。

◇歳入
歳入は2つの財源で成り立っています。市が徴収する税などの自主財源と国や県から入る補助金などの依存財源です。令和6年度は、依存財源が約71パーセントを占めており、そのうち半分以上が地方交付税となっています。

▽市民一人あたりにすると…　(令和7年3月末時点)
市税一人あたり：約13万円

◇歳出
歳出で最も多いのが福祉の充実に使われる民生費です。民生費は国の物価高騰対策である調整給付などにより、令和5年度から増加しています。次いで業務全般の管理事務に使われる総務費、借金の返済に使われる公債費、医療や公衆衛生に使われる衛生費の順に続きます。

▽市民一人あたりにすると…　(令和7年3月末時点)
歳出一人あたり：約71万円

【特別会計】
◆5つの会計すべてで黒字
国民健康保険や介護保険など5つある特別会計はすべてが黒字です。特別会計は特定の事業を行う目的で運用される、一般会計と経理が切り離された会計です。

○国民健康保険
歳入額：43億53万円
歳出額：42億8516万円

差引額：1537万円

○国民健康保険診療所
歳入額：1億8551万円
歳出額：1億8491万円

差引額：60万円

○後期高齢者医療
歳入額：6億8200万円
歳出額：6億6318万円

差引額：1882万円

○介護保険
歳入額：48億8263万円
歳出額：47億2467万円

差引額：1億5796万円

○訪問看護
歳入額：9245万円
歳出額：9221万円

差引額：24万円

【公営企業会計】
◆公営企業会計は民間の会計と同じ
公営企業会計は民間企業と同様に借金や資産の出入りが分かる会計です。経営に伴う収支(収益的収支)と施設建設などの収支(資本的収支)の2種類があります。

○水道事業
・収益的収支
収入：11億8794万円
支出：12億8844万円

差引額：△1億50万円

・資本的収支
収入：3億5762万円
支出：8億4803万円

差引額：△4億9041万円

○下水道事業
・収益的収支
収入：15億5281万円
支出：15億7655万円

差引額：△2374万円

・資本的収支
収入：11億2017万円
支出：17億6177万円

差引額：△6億4160万円

○病院事業
・収益的収支
収入：40億5418万円
支出：43億9574万円

差引額：△3億4156万円

・資本的収支
収入：3億9796万円
支出：5億6269万円

差引額：△1億6473万円