子育て 特集 多可高等学校創立50周年-1

学校へと続く坂道
目前には妙見山と東山古墳群
50年間変わらない景色がここにある

■多可高等学校 50年のあゆみ
多可高校は、昭和49年に前身である県立西脇北高等学校多可分校発足から2年後、昭和51年に多可高等学校として独立し、今年創立50年を迎えました。
「多可郡内に県立高校を」という地域の人たちの強い願いにより創立し、地域に愛され、地域と共に歩み、卒業生は総勢7,400人を超えました。
「福祉のこころ」の育成を主軸に、生徒たちが積極的に地域と関わり、地域に学び・地域に貢献し、地域を支え、自立して未来に挑戦することができる人材育成に取り組んでいます。

■多可高校の沿革
昭和49年(1974年)県立西脇北高等学校多可分校(全日制)普通科を設置
※この時点ではまだ西脇市(旧西脇高等学校校舎)
昭和50年(1975年)現在の場所に本館工事完了
昭和51年(1976年)兵庫県立多可高等学校として独立
開校式・転入式・入学式を中町中学校体育館で挙行
昭和53年(1978年)体育館完成
昭和61年(1986年)英語コース1学級新設
平成12年(2000年)平成13年度入学者選抜より英語コース募集停止
総合類型・個性伸長類型設置
平成19年(2007年)福祉ボランティア類型・総合カルチャー類型・情報ビジネス類型設置
令和6年(2024年)高等学校DX加速化推進事業採択校に指定
令和7年(2025年)多可町から昼食配達「TAKAランチサポート」開始

■これ知っとる? 日日新
多可高校の校訓「日日新」って、なんて読むか知ってますか?これは「ひびあらたに」と読みます。

▽意味
進取・自主・創造の精神を持ち、日一日新たな気持ちで意欲的に取組み、未来に向けて強く生きる

多可高校の学校通信「日日新」もぜひチェックしてください。

■地域との関わりの中で 未来を担う人材育成を
多可高等学校 校長 木澤直子
現在、多可高校は生徒123名と、50年の歩みの中で生徒数は減ったものの、アットホームな雰囲気の中、若手職員も多く、機動力と柔軟性を活かした学校運営を行っています。生徒は人懐っこく明るく、元気に挨拶をしてくれます。地域の中での実習も多く、ボランティアを依頼していただくことも増えてきました。さまざまな体験を通して、自分の考えを持ちリーダーシップを発揮できる人材、地域を支える人材の育成を目指し、教職員と生徒が一丸となって取り組んでいきたいと考えています。

■多可高等学校の今
▽『福祉のこころ』
多可高校では、全学年で共通科目として「福祉のこころ」という教科があります。
この「福祉のこころ」の授業を通して、共生の心・思いやりの心・自発の心を育てます。

▽地元講師が和太鼓指導
25年間続いている和太鼓の授業。寺尾義光さん(豊部)が学校を訪れ、長年に渡り指導に携わっておられます。
小学校への訪問や地域の行事などで、和太鼓演奏を披露し、多可高校の伝統の一つとなっています。

■やりたい!を伸ばす類型選
多可高校では、1年生で必履修科目を中心に、全員が同じ共通科目を学びます。2年生になると、各生徒の興味や関心、進路希望に合わせて、3つの類型から1つを選び、3年生まで継続して学びます。
一人一人の個性を大切にし、大学・短大・専門学校への進学、就職と、幅広い目標に対応するカリキュラムに取り組んでいます。

◆福祉への学びを深める 福祉ボランティア類型
幅広い福祉の知識を深め、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の資格取得を目指し、福祉の専門科目を学びます。
夏季休業中には、福祉施設での実習も行い、高度な実践的能力を身につけます。

▽取得できる資格
介護職員初任者研修、英語検定、数学検定、漢字検定

◆資格やスキルを獲得 情報ビジネス類型
ICT関係の資格取得やWord、Excelなどのビジネスソフトだけでなく、さまざまなソフトの使い方を学び、高度情報社会に主体的に対応できる力を育成します。

▽取得できる資格
日本情報処理検定、英語検定、数学検定、漢字検定

▽情報処理技能検定試験で1級取得!
情報ビジネス類型の瀬戸修二さん(下野間)と藤原海斗さん(西脇市)が、情報処理技能検定試験の表計算で見事1級を取得!全国大会にも出場しました。

◆さらなる学びを求め、大学進学を目指す 総合カルチャー類型
基礎学力の定着をもとに、楽しく学んで総合的な力を身につけ、希望する進路への現役合格を目指します。
多くの生徒がそれぞれの特技を活かして大学、専門学校に進学しています。

▽取得できる資格
英語検定、数学検定、漢字検定

■これ知っとる?「たか坊」の生みの親
多可町のゆるキャラである「たか坊」は、多可高校美術部の生徒の皆さんが平成22年にデザインしたんです。妙見山の麓に位置し、隣には東山古墳群のある多可高校だからこそ生まれたキャラクターです。

■平成6年から20年まで15年間勤務 令和7年4月に着任
多可高等学校 主幹教諭 村井和幸
多可高校は、母校であり、15年間勤めた学校でもあります。私が初めて多可高校に赴任したのは平成6年。とにかく生徒指導に明け暮れた日々でした。そこから15年間、学年主任も務めさまざまな思い出があります。私自身は7回生で生徒数も多く、1クラス47人の5クラスと、ぎゅうぎゅうの教室で授業を受けていました。多くの仲間の中で切磋琢磨した経験が今の自分を作り上げたと感じています。
現在は、生徒数が減り、部活動など本来ならできることができないという点では申し訳ない気持ちもありますが、だからこそ、自分でできることを探す、地域に積極的に出て交流するなど、3年間の中で経験を増やしてほしい。そして、勉強にも楽しさを見いだして、それぞれの進路に向かって切磋琢磨してほしいと思います。