健康 こんにちは保健師です 百日咳(せき)のことを知っていますか?

今年に入り、百日咳の感染者数が全国的に増加しています。幅広い地域で感染者が報告されており、兵庫県でも報告があります。子どもがかかる病気と思われがちですが、大人もかかることがあります。

■症状
百日咳とは、百日咳菌による感染症で、風邪のような症状から始まります。次第に咳が激しくなり、連続する咳込みの後に、息を吸う時にヒューと音が出るような発作を繰り返します。激しい咳は徐々におさまりますが、回復には2~3カ月程度と長くかかります。また、1歳未満の乳児(特に6カ月未満)では、呼吸困難などから、重症化リスクが高く、注意が必要です。

■感染対策
百日咳は感染力が強く、感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
「手洗い・うがい」「マスクの着用」「咳エチケット」などの基本的な感染対策を心がけましょう。また、アルコール消毒も有効です。

■予防
有効な予防法が予防接種です。
生後2カ月から定期接種として受けることができます。
また、ワクチンの免疫効果は弱まっていくことから、感染予防のために稲美町では小学校就学前の1年間の年長児を対象に、三種混合ワクチンの任意接種助成を実施しています。

問合先:こども課 育児支援係
【電話】492-9155