健康 公立神崎総合病院のコーナー

■高校生と医学生のための地域医療体験
8月6日~8日の3日間、兵庫・大阪・東京の高校生と医学生26名が神河町を訪れ、当院で地域医療の体験実習をしました。
医師によるレクチャーの後、院内を回り、各部署の雰囲気や設備・医療機器などを見学しながら、患者さんを支えるさまざまな職種についてその特徴や役割を学びました。そして訪問看護・訪問リハビリ・小児療育・じっくり貯筋教室では、地域の方々の日常生活や健康を包括的にサポートする現場を体験しました。
また、職員からそれぞれの職業について、やりがいや苦労話などを聞き、実際の患者さんのモデルケースについて一緒に考えることで、医師だけではなく、看護師や医療技術者、ケアマネージャーなど多角的な視点で地域医療をとらえていく、学びの機会となりました。
そのほか、砥峰高原など神河町の観光、バーベキューではボランティアグループ「集いの場・エール」さんとの交流もあり、エールさんお手製のおいしいおにぎりが好評でした。
最終日には地域医療体験を通して学んだことを発表し、神河町が発展していく、未来への提案が行われました。多職種が連携して患者さんの生活に寄り添う医療、都市部とは異なる地域医療のリアルな姿を肌で感じることができ、将来の進路選択を考える上でも貴重な経験となったのではないでしょうか。参加した高校生・医学生・地域の方々・関わったスタッフがともに感じ、学ぶことができた3日間となりました。

【電話】32-1331