- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県神河町
- 広報紙名 : 広報かみかわ 令和7年9月号
9月を認知症月間、9月21日を認知症の日と定め、認知症への正しい理解が進むことを目的に世界中で啓発活動が行われています。神河町でも「(1)認知症とオープンに言えるまち(2)認知症をあたたかく受け止められるまち」を目指して、シリーズで広報をしています。
■今回は、家族の対応編
認知症の方の行動に、どのように対応していくか迷うことがあります。
人によって違いはありますが、いくつか対応策をご紹介します。ご本人に合うやり方の参考にしてみてください。
(1)同じことを何度も聞く
「薬は飲んだかな」
「何度も同じこと聞いて!」
◇本人の気持ち
・気になっている
・忘れる不安や心配がある
・「覚えていたい」と思っている
「気になっていることを聞いただけなのに」
◇対応策
・質問には同じ答えでOK
・「私が覚えておくから大丈夫」と言うと安心する場合も
・目で見てわかる工夫をする
・サービスを利用して管理する
◇薬について
・一包化
・お薬カレンダー
100回聞かれる覚悟をもつ、聞き流すときもつくる等の「開き直り」も大事
(2)「お金を盗られた」と言い出す~
「私のお金盗ったでしょ!!」
「盗ってないよ」
◇本人の気持ち
・大切な財布や通帳はしっかりとしまっておこう
・しまった場所を忘れ、忘れたという自覚もない
「しっかりしまったのに無い」
◇対応策
・一緒に探しつつ、本人が見つけられるよう誘導する
・疑われても、本人が不安な気持ちでいることを忘れない
・あらかじめ、しまっておきそうな場所の検討をつけておく
物を置き忘れる⇒なくす⇒「盗られた」に発展することが多いので、なくすことが増えはじめたら要注意
☆認知症は病気です。家族のみで抱え込まず、本人および支える家族や地域の方の不安や孤独を和らげ、お互いが幸せに生活できる神河町にしていきましょう。
■認知症月間
「脳の健康度チェック(タッチパネル検査)・血管年齢」のご案内
(1)9月2日(火)9:30~11:00 神崎総合病院イベントホール
(2)9月25日(木)11:00~12:30 役場本庁ロビー
問合せ:健康福祉課(地域包括支援センター)
【電話】32-2421