- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県太子町
- 広報紙名 : 広報たいし 2024年8月号
◆石海(せっかい)の名前の由来
聖徳太子さまがお亡くなりになって25年くらい後のこと、この地で、一つの株が無数に分かれてたくさんの穂が垂れた稲(百枝(ももえだ)の稲)が見つかったんだ。それで、ここは米作りに適した土地だと、安曇連(あずみのむらじ)のリーダーの百足(ももたり)さんが部下の太牟(たむ)さんを派遣して、このあたりを耕して田んぼを作ったんだ。その時、石見国(いわみのくに)(今の島根県西部)からお百姓さんを呼んできて開墾したので、石海(いわみ)という地名になったんだよ。だけど、石海と書いて「いわみ」ってなかなか読めないので、今はみんなが読みやすい「せっかい」というようになったんだ。