イベント 奥金近 足半(あしなか)踊り

奥金近集落の長谷寺(ちょうこくじ)境内で、かつて雨ごいのために踊られていた「足半踊り」。この踊りは、半分の長さしかない「足半草履」を履くのが特徴で、「足半踊り」の名もこれに由来します。
約400年前に始まったとされるこの踊りは、一時期途絶えていましたが、同集落の故・庵逧卓郎さんが地元の皆さんに呼びかけ、約60年前に復活しました。
その後、しばらくは長谷寺で踊られていましたが、やがて夏祭りで足半草履を履かずに踊るようになりました。そうしているうちに、集落の人々が手作りで編んでいた足半草履の編み方を知る人は、今では同集落の森一夫さん1人となってしまいました。

『集落の伝統を絶やしてはいけない』

そんな思いで立ち上がった奥金近集落は、昨年から森さんに草履の編み方を学び、10月14日に、31年ぶりに長谷寺での足半踊りを復活させました。