- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県香美町
- 広報紙名 : 広報「ふるさと香美」 第247号(令和7年10月号)
■秋の訪れ、香住ガニシーズン到来!
~香住ガニ初競り~
秋の味覚「香住ガニ(ベニズワイガニ)」の漁が9月1日に解禁。4日、香住漁港西港で、初競りが行われ、香住ガニシーズンが到来しました。
初日は、19トンのカニが水揚げされ、漁港は鮮やかな紅色に染まりました。朝6時に初競りが開始され、活気あふれる市場では、カニが次々と競り落とされました。1匹当たりの最高値は1万5,000円。
県ベニガニ協会の福本好孝会長(63)は「水揚げ量は昨季の初競りと比べ2割増しで、形も良いので今季は期待できそう。鮮度が高く、どこにも負けない香住ガニを届けて、全国的に広めていきたい」と力強く話しました。
漁は来年5月末まで行われます。
~香住ガニまつり~
9月20日、香住漁港西港で、第15回香住ガニまつりが開催され、本場の新鮮な香住ガニを求める多くの観光客でにぎわい、秋の味覚を堪能しました。
会場では、香住ガニをはじめとする海産物や、香住で作られる特産品などが販売されたほか、海産物素人セリ市や、じゃんけん大会などが行われました。
また、今回はNMB48の元メンバーで香美町観光大使の石田優美(ゆうみ)さんによるカニ汁無料配布が行われたほか、石田さんがちくわまき大会や香住ガニ食べ方上手選手権にも参加し、会場を盛り上げました。
同選手権に初めて出場し、見事優勝した宝塚市の久志井健(くしいけん)さん(34)は「景品で獲得した香住ガニを家族でゆっくりと味わいたい」と喜びました。
■香美町からも熱い応援を!
~東京2025デフリンピックキャラバンカー表敬訪問~
日本で初めて開催される、聴覚障害アスリートの国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」に向けた機運を高め、手話言語への認知を広めることなどを目的に現在、全国キャラバン活動が実施されており、9月19日、県聴覚障害者協会の本郷善通理事長ら関係者10人が本町を訪れました。
本郷理事長は手話で「各国の選手が交流し、文化を分かち合う大会。関心を持ち香美町からも応援してもらえたら」とあいさつし、浜上町長と穴田副町長に大会カラー「桜色」のポロシャツを手渡しました。
町長は「香美町からも心から応援していますので、全力で頑張ってください」と述べました。
大会開催期間は11月15日~26日の12日間。
■日頃の努力が実を結び全国優勝!
~第23回全国水産・海洋高等学校食品技能コンテスト~
8月19日~20日の2日間、長崎大学(長崎県長崎市)で、第23回全国水産・海洋高等学校食品技能コンテストが開催され、香住高校海洋科学科(シーフードコース)3年の上田晄也(こうや)さん(18)が、実技競技の部で優勝しました。
同コンテストには、北海道から沖縄までの水産食品を専門に学ぶ14人が出場しました。競技には筆記と実技があり、実技では基本実技としてアジのさばき方(三枚おろし、背開き)を競い、応用実技として有機酸の定量試験を行いました。
上田さんは「放課後や夏休みも練習した結果、優勝できたことは今後の強みになるし自信になった。家族も喜んでくれた」と満足そうな様子でした。
■植物園からハチ北へ 爽快な朝歩き
~木漏れ日ウォーキング~
8月30日、香美町ウォーキングネットワーク会議が主催する「木漏れ日ウォーキング」が開催され、町内外から26人が参加しました。
参加者は朝6時前に集合し、ストレッチを終えてスタート。今回は但馬高原植物園からハチ北高原スキー場までを歩く、新しいコースに挑戦しました。森の中を抜けると視界が開け、山並みや高原の景色が広がるなど、これまでとはひと味違った魅力を味わいました。また、植物園では朝食ビュッフェや散策も楽しみ、充実したひとときを過ごしました。
初めて参加したという新温泉町の女性は「山道コースも良く、朝食もお腹いっぱい食べられて楽しかった」と満足そうに話してくれました。
■迫力ある演技に大歓声
~豊岡演劇祭2025 香美町公演 アウトリーチプログラム~
9月10日~11日の2日間、町内6小学校で、豊岡演劇祭2025香美町公演のアウトリーチプログラムとして、現代サーカス集団「瀬戸内サーカスファクトリー」による巡回公演を開催しました。
香住小学校では「シルホイール」と呼ばれる等身大のリングを使ったダイナミックな演技や、高さ3.5メートルからつり下げられた布を使った華麗な空中演技などが披露され、子どもたちは大きな歓声を上げながら目を輝かせて喜んでいました。
サーカスが好きで普段でも見に行くことがあるという香住小6年の岡田美優(みゆ)さん(12)は「音楽に合わせて演技をしていてすごかった。間近で見ると迫力があり感動した」と笑顔で話してくれました。
