文化 外国人の人権を考える 多文化のトビラ

8月には、日本各地から新温泉町へスタディツアーに来てくださった学生さんと、ハピタンで学習をしているインドネシアからの技能実習生との交流会を行いました。
最初は少し緊張した空気もありましたが、みんなでゲームをしたり、バドミントンで汗だくになりながら白熱のラリーを楽しむうちに、自然と笑顔が広がっていきました。
食事の時間には、インドネシアの焼き鳥「サテ」と日本のおにぎりを一緒に作りました。鶏肉にピーナッツソースをたっぷり絡めたサテの味は本当に絶品で、「このソースのレシピを知りたい!」との声も。おにぎりの握り方を教え合う場面では、みなさん苦労して三角に握っていました。
今回参加した学生さんの中には、「これまで自分の地域で技能実習生と関わったことがないし、出会ったこともない」と話す方もいましたが、今回、出会い、一緒に遊び、連絡先を交換することで、ぐっと距離が縮まったようです。今回の交流がきっかけとなり、身近に暮らす彼らの存在をもっと知りたい、と思ってもらえたらとても嬉しいです。

文・写真 松岡千都さん