- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県山添村
- 広報紙名 : 広報やまぞえ 令和8年2月号
■一般質問と答弁の要旨
質問と答弁を要約して掲載しています。
〔質問〕植田誠輝 議員
▽奈良交通東山線のバス運行補助事業の継続と奈良方面村民送迎バスの運行について
1.本年度末をもって、奈良交通東山線のバス運行補助事業が終了すると聞き及んでいるが学生をはじめ多くの村民が利用しており、特に奈良方面に通学する学生は奈良交通の始発バスを利用しないと始業時刻に間に合わない状況にあり、当該事業の継続を強く望む。実証実験の結果を踏まえ、次年度の予算編成の詰めの時期であると思慮するが具体的かつ明確な答弁を望む。
2.奈良方面村民送迎バスの運行について、県道月瀬〜三ヶ谷線の大塩〜箕輪間の改良工事がほぼ完了していることから、大塩から北野への運行ダイヤを変更し、大塩〜箕輪〜堂前〜助命〜伏拝のルートに変更すれば多くの村民の利便性が図れ、利用者も増えると考えるが村長の見解を問う。
〔答弁〕野村 村長
奈良交通東山線のバス運行補助事業について、令和5年度から奈良方面へのコミュニティバス運行とあわせ実証実験として行ってきた。令和5年度以前から奈良交通東山線は北野から奈良方面へ運行されていたが、奈良方面への学生の通学については利用者が少なく、多くは保護者が送迎している現状があった。その要因として「バス運賃が高い」「時間がかかる」との声があった。そこで、その要因が本当にバス利用の障害となっているかを検証するため、山添村のコミュニティバスの構想にあわせ、山添村役場発着で奈良方面への低料金(1回利用200円)での、コミュニティバス運行の実証実験を開始した。また、実証実験の開始にあたり、奈良交通から、実証実験を行うのであれば、奈良交通の東山線にも1回200円で利用できるよう運賃補助をすれば、利用可能対象のバスの本数がコミュニティバスだけより増えるので、多くの検証結果を得られるのではとの提案もあり、奈良交通東山線の運行補助を開始した。この間、コミュニティバスの利用者は、実証実験前のバス利用の状況より格段に増加しており、低料金であればバス利用は増加するとの検証結果が得られた。また、路線を大西の役場まで延長したことにより大西から奈良方面へのバス利用も増加しており、大西周辺からの奈良方面へのバス利用ニーズがあることがわかった。この検証結果を踏まえ、村としては、令和8年度以降も奈良方面への低料金でのバスの運行を決断した。奈良方面の本格運行については、以前から奈良交通に路線を大西まで延長し運行できないかとお願いしていたが、延長に係る村の経費負担が予想を上回る高額となること、また最近のバス業界の運転手不足もあり奈良交通の路線延長は断念した。そのため、令和8年度からは、奈良交通東山線の運行補助は終了し、村の奈良方面コミュニティバスを、実証実験から本格運行として継続運行することとした。村のコミュニティバスには、現在のバスダイヤでは、「朝、学校に間に合わない」「帰り遅くなってもバスがない」などの声が寄せられている。そのため、現在その声に対応すべくダイヤ改正を検討している。ただ、村のコミュニティバスは、平日の通勤、通学、通院、買い物対策としており、土日の運行までは対策できていないのが現状である。今後は、名張方面、伊賀方面のコミュニティバスの土日運行ニーズの状況、経費負担とあわせ、検討してまいりたい。令和8年度の奈良方面へのバスについては、大幅な変更となるが、村の現状をご理解いただき、バスの運行にご協力お願いする。
次にコミュニティバスのルート変更については、大塩から北野間においては他の大字を経由していないことから、ご提案のとおり迂回しても影響は少ないと思われる。ただ、路線を変更するには県、運輸局、交通事業者、村などで構成される山添村の地域公共交通会議での承認を受け、その後運輸局への変更申請を行う必要があり、路線変更の有効性、運行時間延長に伴うダイヤ改正が可能かどうかも含め検討してまいりたい。
