- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県山添村
- 広報紙名 : 広報やまぞえ 令和8年2月号
〔質問〕奥谷和夫 議員
▽過疎化が進む中での高齢者支援について
1.高齢者支援について各課にまたがる課題とその対策を民生委員、社会福祉協議会、サロン活動関係者、ここさとなどのボランティア団体の協力を得て、見守りや配食サービスなどと合わせて総合的に取り組んではどうか。
2.高齢者の通院、買い物支援については、コミュニティバスとともに、社会福祉協議会の有償運送「やまぞえ福祉タクシー」の充実に取り組んではどうか。
3.ごみ出しに困っている世帯や個人の把握、集積場の位置変更や増設、助け合い組織の結成などを検討してはどうか。
〔答弁〕野村 村長
本村の高齢者支援については「山添村高齢者福祉計画及び第9期介護保険事業計画」の基本的な考え方の中で「介護保険事業の推進」「高齢者福祉事業の推進」を方向性として示しており、支え合いの基盤づくりとして「地域包括支援センターの機能強化」や「生活支援体制の整備」などを挙げている。平成29年度から介護保険・地域支援事業の生活支援体制整備事業を社会福祉協議会に委託しており、生活支援コーディネーターが中心となって協議体を設置し、住民・社協・行政の協働による支えあいの仕組みづくりや、地域に出向いて住民の声を拾える体制づくりを進めてきた。令和6年度からは、生活支援体制整備事業も含めた地域包括支援センター業務全般を社会福祉協議会に委託しており、医療・福祉の専門職を専属配置して、高齢者を地域で支える体制の中核的機関として活動してもらっている。地域包括支援センターが主となり、2か月に一度は「地域ケア会議」を開催し、医療機関・社会福祉協議会・事業所・行政などの関係機関の参加のもと、地域の課題や困りごとなどの取りまとめと対応策の検討を進めている。
次に、高齢者の通院、買い物対策については、現在コミュニティバスで、奈良方面は「奈良市立病院」・「ザ・ビッグ」、伊賀方面では「岡波総合病院」「上野市民病院」「マックスバリュ」に、名張方面でも「マックスバリュ」に停車し通院・買い物に対応している。また、社会福祉協議会の福祉タクシーについても、村の重要な公共交通として位置づけ、村から運行に対しての補助金に加え、70歳以上の高齢者の利用に関しては、利用料の補助を行い、高齢者の通院・買い物の支援を行っている。今後も、高齢者を取り巻く環境は厳しい状況が続くと予想されるため、村として現在の通院・買い物支援を継続してまいる。
最後に、ごみ出しについて、環境衛生課がリサイクル推進員会議を通じ、「ごみの分別や出し方」を村民の皆さんに周知し、意見交換をさせていただいている。現在のところリサイクル推進委員さんからは高齢者がごみ出しに困っているといった話をいただいていない。また、村民さんや区長さんからも「高齢者のごみ出し」についての相談はない。次に、ごみ集積場の位置変更や増設について、ごみ収集車が大型車両のため集落内への進入が困難であるといった事情はあるが、村民の皆さんの利便性を考え、できる限り要望に応えていきたいと考えている。最後に、助け合い組織の結成については、「社会福祉協議会」「有償ボランティアグループここさと」「奈良コープ」など、関係各所と連携して、地域の見守り、買い物支援、高齢者のごみ出し等の現状について把握し、支援の必要性について今後も検討を行いたいと考えている。
〔質問〕今本俊二 議員
▽米寿・白寿等の長寿祝い訪問の誕生月での実施について
9月は敬老月として、米寿、白寿並びに高齢者の方々を村長が訪問されることは、当該の方々にとっては大変な喜びであると思う。しかし、88歳、99歳を迎えられた方の多くは別の誕生月であると思う。誕生月は個人それぞれにとっては特別な日であると考える。誕生日当日とはいかないが、その月中での訪問なり長寿のお祝いをできないものか。
▽村内県道の軽微な修復・維持管理工事の地元施工の実施について
本村においては村道、農道、里道、水路等において、地元施工(業者含)による補助制度がある。県管理道路においても軽微な道路補修、維持管理工事について、現状の全て県任せから大字若しくは山添村の裁量による村内業者等への依頼、施工、県からの費用負担というシステムができないものか。工事の発注から竣工までがスムーズに進み、工期の短縮にもつながると考える。村から県関係機関へ提言してもらえないか。
〔答弁〕野村 村長
米寿・白寿等の長寿祝い訪問の誕生月での実施について、毎年9月の老人の日・老人週間に合わせて「米寿」、「百歳」、「男女最高齢者」のお祝い事業を行っている。対象となる方は、「米寿」が当該年度の12月末現在において88歳である方、「百歳」が当該年度の3月末現在において百歳である方、「男女最高齢者」が9月1日現在において存命の方を対象としている。米寿・男女最高齢者は村の事業であるが、百歳の事業は、国・県の事業を併せて実施している。ご質問にあるように、誕生日はその人にとって特別な日であり、身近な方がお祝いをされているかと思う。村としては、国・県が実施している「老人の日記念事業」に合わせた取組を継続し、9月の敬老事業として対象となる方への訪問、記念品等の贈呈を行っていきたいと考えているので、ご理解いただくよう、お願い申し上げる。
次に、県道の件について、村民にとって通勤・通学、生活、経済活動の基幹的重要インフラである。ゆえに各地域からの要望も多く、毎年奈良土木事務所へ要望書提出を行っている。ご指摘のとおり、要望箇所の修繕や改修が完了していない箇所も多数継続で残されている現状は憂慮すべきと考えており、定期的な進捗確認なども行っているが、「財源の都合上、優先順位を付けながら順次取組む」として、多くの箇所が対策を待っている状況である。ご提案いただいている自治会などの施工については、今年度の要望活動において状況打破のために、管轄外であるが、重要インフラであり村民生活の利便性向上にも関わるので、村が汗をかき業務委託を受けて施工するなどができないかとの提案を行ったが、県からは「基本的には市町村や地元自治会にお願いするべきものではない」との認識を示されている。しかし、県としては山間部の道路の大きな課題となっている民地の支障立木の伐採業務を市町村に業務委託する事業を令和8年度から実施する方向で進められていると伺っており、村としては受託する方向で検討したいと考えている。地域要望の早期完了のため、同様の手法による「地域施工対象範囲の拡充」を今後も要望してまいりたいと考えている。
