くらし 【特集】今からできる!災害への備え
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- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県平群町
- 広報紙名 : MY TOWN 平群 令和7年9月号
30年以内に起こるといわれている南海トラフ地震に加え、7月には鹿児島県で最大震度6弱の揺れを観測する地震が断続的に続きました。
いつ起きてもおかしくない自然災害から身を守るために、今できる備えを確認しておきましょう。
警戒レベル4避難指示で必ず避難!!
※詳しくは本紙をご覧ください。
■備蓄品を見直そう―食料品は、最低3日分を家族分!―
必要最低限のものをリュックサックなどに入れておき、避難時に素早く持ち出せるように、事前に備えておくことが大切です。
食料品は、保存期間が長いものを中心に、最低3日分(できれば1週間分)を家族分備蓄しましょう。
食料品や日用品は、平時から消費したら補充するという習慣(ローリングストック)にすることで、常に備蓄ができます。
非常用持出袋には最低限持ち運びできる量を入れ、重くなりすぎないようにしましょう。
◆各家庭に合わせた備えも忘れずに!
◇高齢者
持病の薬、補聴器、介護食、お薬手帳、杖、入れ歯等
◇ペット
ネームタグ、リード、ペット用トイレシート、ペットフード等
◇女性
防犯ブザー、生理用品、サニタリーショーツ、不透明のごみ袋等
◇子ども
ミルク、使い捨て哺乳瓶、抱っこ紐、離乳食、紙おむつ、おしりふき、携帯食器等
◆備蓄品チェックリストで備えが万全か確認しよう!
・飲料水
・マッチ・ろうそく
・食料品
・救急用品
・貴重品(身分証明書コピー、通帳、印鑑)
・ブランケット
・軍手
・洗面用具
・防災ヘルメット
・歯ブラシセット
・衣類・下着
・体温計
・レインウェア
・タオル
・紐なしの靴
・ペン・ノート
・懐中電灯
・手指消毒液
・携帯ラジオ
・せっけん・ハンドソープ
・使い捨てカイロ
・マスク
・予備電池・携帯充電器
・ウェットティッシュ
■家の安全対策をしよう―家具・家電の配置は問題ない?―
阪神・淡路大震災のけがの原因の約50%は家具転倒によるものでした。
家具をしっかりと固定し、ガラスの飛散防止対策等、家の中の対策をしておくことで、けがのリスクを回避することができます。
今一度、自宅の中を見直すことが減災につながります。
出典:日本気象協会
※詳しくは本紙をご覧ください。
また、地震発生時は、ガラスや電気の破片等危険なものが散乱することが予想されます。夜間帯は、暗闇での移動も伴うため、寝室には手の届く範囲に懐中電灯と靴を備えておきましょう。
■我が家の避難計画を話し合おう―避難所は?連絡手段は?―
突然起こる自然災害は、必ずしも家族が同じ場所にいるとは限りません。万が一に備えて家族で話し合いをすることで、落ち着いて行動をとることができます。
○集合場所
あらゆる状況を想定し、優先順位をつけ、3箇所を決める。全員が待ち合わせの場所(避難場所)を確認して、連絡が取れない事態でも集合できるようにしておく。
○非常用持出袋の場所
いつでも持ち出せるように、置き場所を決める。
○避難所
身近な避難所・避難経路を話し合って決めておく。
○ハザードマップの確認
近隣地域の危険箇所を把握しておく。
災害時は全国から被災地への電話がつながりにくくなります。災害発生時に家族、知人などの安否を確認する「災害用伝言ダイヤル171」の使い方を頭に入れておきましょう。