スポーツ [特集]422人が三宅路を駆け抜けた!みやけマラソン2025

2月16日、三宅小学校前をスタート、三宅町文化ホール前をフィニッシュとする「みやけマラソン2025」が開催されました。1.5ロの部、3キロの部、10キロの部、ファミリーラン(1.5キロ)の各部門合わせて420人を超えるランナーが参加し、早春の三宅路を笑顔で駆け抜けました。

立春を過ぎたとはいえ、まだ寒さが残る中でしたが、前夜から心配されていた雨も降らず、やや曇り空の中でスタートを迎えました。
森田町長による号砲の下、最初に元気よくスタートしたのは1.5キロに参加する小学生たち。スタートで転倒してしまう子もいましたが、すぐに立ち上がり、コースに戻っていきました。続いては3キロを走る中学生たち。陸上部はもちろん、野球部など部活のユニホームに身を包んで、飛び出していきます。この頃には1.5キロの部の選手たちが次々とゴール。ゴール地点に歓声が響きます。3キロ高校生・一般の部に続いては、一番参加者の多い10キロの部がスタート。招待選手で、過去に奈良マラソンを3連覇している山本芳弘選手をはじめ、たくさんのランナーが三宅路へ一歩を踏み出します。
ゴール地点では豚汁の振る舞いや「おてらおやつクラブ」によるブース、キッチンカーも出店。賑やか雰囲気で選手たちのゴールを待ちます。10キロの部を制したのは男子が岩山海渡さん、女子が中村陽子さん。普段は天理大学で教鞭を執る傍ら陸上部のコーチも務める岩山さん。顔なじみという山本選手とのデッドヒートを制し「ずっと競っていた中で、最後前に出ることが出来て良かったです」とほっとした顔を見せていた。兵庫県から参加された中村さんは「奈良の歴史ある道を走ることが出来て非常に良かったです」と笑顔で話してくれました。
同大会は役場職員に加えて、40名を超える町内のボランティアや赤十字奉仕団によって運営されました。多大なるご尽力に感謝いたします。また沿道からの温かい応援や交通規制へのご協力にも重ねて感謝申し上げます。
インタビュアー:三宅町地域おこし協力隊 山川達也

■招待選手 山本芳弘選手インタビュー
○実際に走ってみていかがでしたか
個人的には優勝したかったんですけど、それはそれとして(笑)とてもアットホームな大会なんで、雰囲気としてはすごくよかったと思います。移動とかもすごくコンパクトに収まってるので。

○奈良マラソンのような大規模市民マラソンに対して、こういった小規模な大会の意義は?
陸上が、例えば三宅町を知ってもらうきっかけになると思います。今日も参加された方で、三宅という苗字だから来たという方がおられて。三宅町を知るきっかけになる、マラソンやスポーツを通して、何か社会に貢献できるというのがすごく良い取り組みだなと思います。

○今後の大会に期待することは
この町にいろいろなところからいろいろな方が集まって、三宅町を知って、また各々で三宅町のよさを持ち帰って伝えていくという風に繋がっていければいいかなと思います。運営上も大変だと思いますが、ぜひ続けていって欲しいですね。

■三宅路から羽ばたく大学駅伝の有望株
○渡邊歩花さん(3キロ 高校・一般 女子優勝)
3キロの部を制した渡邊さん。「前日は高校の卒業式だったんです」と明かすが、その中でも10分27秒の好タイムで優勝した。河合町出身で「中学時代から出場してきたから走りたくて」という理由で、強行日程の中、出場してくれた。この春まで県内の強豪・智辯学園奈良カレッジの女子駅伝部に所属し、全国女子高校駅伝にも出場。関西の強豪・大阪学院大へ進学する。「全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝で走る事です」と今後の目標を力強く語ってくれた渡邊さん。三宅路から全国へはばたくランナーを応援したい。

■スタートでこけたけど、諦めない力で優勝!
○今田朔さん(1.5キロ 小学3年生 男子優勝)
3年連続で優勝を飾った今田さんは「めっちゃ嬉しい」とはにかんだ。普段は総合型ススポーツクラブで陸上をはじめ、水泳やバスケに親しんでいるという。順風満帆の優勝かと思いきや、「3年で2回こけています」とお母さまが明かしてくれた。この日もスタートで大きく転倒。それでもすぐに立ち上がり、不屈の心で三宅路を駆け抜けた。目指すは4連覇。今田さんは「練習して、来年でも優勝を狙います」と意気込みを見せていた。

■インタビュー記事まだまだあります!三宅町公式noteへ!!
このたびのマラソン大会では、多くのランナーの皆様にインタビューをさせていただきました。しかし、紙面の関係上、すべての方のインタビューを広報誌に掲載することができませんでした。
そこで、広報誌には一部の方のインタビューを掲載し、掲載しきれなかった方々のインタビュー記事については、三宅町の公式note内の「こちら広報みやけ編集室」にて公開しております。ぜひ、こちらもご覧ください!
大会にご参加いただいた皆様、そしてインタビューにご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。