- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県三宅町
- 広報紙名 : 広報みやけ 令和7年5月号
三宅町人権教育推進協議会は1975年に結成され、今年度51年目を迎えます。部落差別をはじめ、あらゆる差別をなくし、人権が尊重される豊かな地域社会づくりを目指して半世紀が過ぎ、次の新たな一歩を踏み出す年になりました。三宅町人権教育推進協議会は奈良県人権教育推進協議会等と連携し、人権教育・啓発を推進するための事業に取り組んでいます。50年前と今の社会情勢は大きく変わり、急速に情報化が進んでいく中、大人からこどもまで日々スマホを手放さず、良いも悪いも様々な情報にふれています。便利になり世の中は発展しているかのように見えますが、しかし差別や人権侵害は依然として残っています。
ましてや、匿名性のあるネット社会を隠れ蓑にして、悪意のある情報を拡散することや、人権意識とはかけ離れた罵詈雑言で、人を愚弄する発言等、人権を蹂躙する行為は決して許されるものではありません。
もし、そのような人権をないがしろにした情報にふれたとき、真偽を問うことなく鵜呑みにして拡散することは、自ら差別や人権侵害に加担することになります。法務省人権擁護局では、インターネット上の誹謗中傷等の違法・有害情報に関し、一般利用者等からの相談を受け付けています。みなさん一人一人が人権のアンテナを立て、「これはいけない」と思う情報は、法務省人権擁護局(【電話】0570-003-110)に相談することもできると思います。「差別をしない」ことはもちろん、「差別に加担しないような生き方」をする人が増えていくように、啓発活動を進めていくことも新たな一歩につながります。まずは、部落差別をはじめ様々な人権課題があることを正しく知り、正しく理解し、一人一人が自分の問題としてとらえ、「お互いの人権が守られるように」人権教育の推進に身近なところから関わっていただけたらと思います。
問合せ:教育総務課
【電話】0745-44-2210