- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県三宅町
- 広報紙名 : 広報みやけ 令和7年8月号
■健康寿命と平均寿命
日本は世界有数の長寿国として知られていますが、平均寿命と健康寿命の違いをご存知でしょうか。平均寿命とは、生まれてから何歳まで生きるかの平均年数を指します。一方、健康寿命は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を意味します。
最新のデータによれば、日本人の平均寿命は男性81.5歳、女性86.9歳です。これに対し、健康寿命は男性72.6歳、女性75.5歳となっています。つまり、平均寿命と健康寿命の差は、男性で約8.9年、女性で約11.4年あり、この期間は何らかの健康上の問題を抱えながら生活していることを示しています。
○健康寿命を延ばすためにできること
健康寿命を延ばし、生活の質を高めるためには、以下の取り組みが効果的です。
1.バランスの取れた食事
野菜や果物、魚、適度なタンパク質を摂取し、塩分や糖分を控えることで、生活習慣病の予防につながります。
2.定期的な運動
ウォーキングや軽い体操など、日常的に体を動かす習慣を持つことで、筋力の維持や心肺機能の向上が期待できます。
3.禁煙と適度な飲酒
喫煙は多くの疾患のリスクを高めます。禁煙を心掛け、飲酒も適度な量に抑えましょう。
4.定期的な健康診断
早期発見・早期治療のために、定期的な健康チェックを受けることが重要です。
5.社会的交流の維持
趣味やボランティア活動を通じて人とのつながりを持ち、心の健康を保つことも大切です。
私たち一人ひとりの心掛けが、健康寿命の延伸につながります。日常生活の中でできることから始め、いつまでも元気で自立した生活を送りましょう。
■マダニに咬まれて肉アレルギー
暖かくなり野山に出かける機会が増えてくると気を付けなければならないのがマダニです。マダニに咬まれて肉アレルギーを起こして、ショックとなることがあり、最近注目されています。マダニに咬まれるとマダニの唾液に含まれる、a-gal(アルファガル)に対する抗体が作られ、これが肉に含まれる、a-galと反応してアレルギー反応を引き起こすためで、a-gal症候群と呼ばれています。まだあまり知られていないため、正しく診断されないことがあるようです。
これまでお肉を食べても大丈夫だった人が突然アレルギーを生じるため、最初は何が原因かわからない場合が多いです。牛肉や豚肉など哺乳類の肉で起こりますが、鶏肉は大丈夫です。原因が分かれば乳製品やゼラチンが含まれているお菓子や薬のカプセルも避けます。さらにはカレイの卵にも、a-galが含まれていることがわかり、子持ちカレイの煮つけを食べたあとにアナフィラキシーショックが起こった例が報告されています。
通常の食物アレルギーは食べてから数十分後に発症することが多いのですが、a-gal症候群は2時間以上経過してから出現するため、夕食後の就寝中に起こったりします。症状はじんま疹や息苦しさ、嘔気などです。血圧低下や呼吸困難などアナフィラキシーを疑わせる症状があるときは、即座のエピネフリン注射が必要になるため一刻も早く病院を受診してください。
血液型がB型またはAB型には起こりにくく、主にA型と0型に発症します。マダニ抗体の検査は一部の施設でしかできず、保険適応でないため、診断は臨床症状から推測することになります。マダニに咬まれるのが1回だけなら抗体は減弱していきますが、複数回の咬傷で増強されます。食肉をさけて数年マダニに咬まれないようにすれば、だんだんとお肉が食べられるようになります。
問合せ:
【電話】0744-22-8502