くらし 新年のご挨拶
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- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県黒滝村
- 広報紙名 : 広報くろたき 2025年1月号
明けましておめでとうございます。新しい年を迎えるにあたり、皆様にご挨拶申し上げます。皆様のお力添えにより就任2年目の節目を迎えようとしております。この場をお借りいたしまして、深く感謝の意を表します。
昨年も多くの取り組みと成果がありました。まず一つ目として、旧南都銀行の跡地利用について有効活用するため、黒滝村森林組合による(株)モンベルの委託販売を開始することになりました。
また、これを契機として、アウトドア用品ブランドとして知られる(株)モンベルと本村による包括連携協定を締結致しました。この連携により、黒滝村の観光資源を有効活用し、地域の活性化を図ると共に、自然を愛する多くの方々に黒滝村の魅力を発信してまいります。
観光オフシーズンの新たな集客スポットとして、また既存の観光施設や民間のアウトドア施設との相乗効果も期待されます。そのような中で、村への更なる観光客誘致にはアクセス道路の整備が急務となっています。
現在進められている、県道赤滝五條線寺戸工区の早期完工、また先線の計画確定、県道洞川下市線の狭隘区間の解消等、道路整備は村の将来を担う最重要課題であり、早期整備に向けて要望活動を引き続き行います。
買い物支援に関しては、昨年12月に移動販売車の整備を行い、サービスを開始致しました。特に高齢者や交通手段の少ない方々にとって、移動販売車を利用した買い物支援は重要です。皆様の生活をより便利にし、地域の絆を深める一助となることを期待しております。
さらに、住環境の充実を図るため、集合住宅を建設し、今春には入居募集を行う予定です。黒滝村に移住を希望される方々や、新たな生活をスタートさせたい方々にとって、快適な住まいを提供してまいります。
以上の取り組みは、すべて黒滝村の未来を見据えたものです。村民の皆様の中でも「住民が守る、森と人が育む魅力ある暮らし」ということで夢を叶える会が活動されています。住民と行政が一堂に会し情報交換できる有意義な機会と捉え、村民の皆様のご協力とご支持をいただきながら、これからも誠心誠意、村の発展に尽力してまいります。
結びに、この新しい年が皆様にとって健康で幸せな一年となりますよう心からお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
黒滝村長
植田 忠三郎
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、穏やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
旧年中は議会運営に対しまして、深いご理解とご協力をいただいておりますことに、感謝とお礼を申し上げます。議会議員を代表して、新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、元日に能登半島大地震が発生し、また、各地で数多くの線状降水帯の発生など、近年予測不能な自然災害が各地で頻繁に起こり、ライフラインの途絶、道路網の寸断等多大な被害が生じております。今後においても地震や異常気象による大きな災害がいつ発生してもおかしくない状況にあります。議会といたしましても村長とともに安心安全な村を維持するため、自主防災力や地域防災力の向上、防災機能設備等の強化を図り災害に強い村づくりに取り組んでまいります。
さて、林業を取り巻く環境は依然厳しい状況が続いておりますが、昨年4月から森林環境税が徴収されることとなり、国からの森林環境譲与税の譲与により人材育成・担い手の確保、森林整備等施策の財源として充てることができることとなりました。村では、以前より様々な事業に取り組んできたところではありますが、今後もなお、その活用方法について、村や関係者の皆様と共に考え有効に活用できるよう取り組んでまいりたいと考えております。また、地球温暖化が進む中、この豊かな自然、美しい環境を守っていくためにも地球温暖化問題、脱炭素社会へのさらなる取組みを進めていくことが重要であると考えております。
そして、村のアクセス幹線道路であります、県道赤滝五條線及び洞川下市線の改良は村の重要施策であり、県道赤滝五條線では寺戸工区以降のさらなる事業展開について早期実現を目指し、また県道洞川下市線では狭隘箇所、未改良区間の整備促進について働きかけ、要望活動等を精力的に進めてまいります。また、少子高齢化への対応や、黒滝村に魅力を感じる方々への移住・定住を積極的に進めることで、活気のある住みよい村づくりを行政と共に議会議員一同全力で取り組んでまいる所存であります。村民の皆様には引き続き、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びになりますが、新しい年が皆様にとりまして幸多き素晴らしい一年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
黒滝村議会議長
阪中 隆一