くらし 令和7年度 予算(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県黒滝村
- 広報紙名 : 広報くろたき 2025年4月号
◆令和7年度予算 主要施策の説明
一般会計:19億2,300万円
特別会計:3億7,688万円
公営企業会計:3億3,999万円
総額:26億3,987万円
令和7年度当初予算は、私が村長就任後2年目の当初予算となり、引き続き、私のマニフェストにもある「くろたき幸せプラン」の更なる実現に向けて、改革、再構築、さらに、新たな施策を展開すべく、可能な限り積極的に決断し、予算編成に臨みました。
▽プラン1 『ひとに優しいむらづくり』
令和7年4月から帯状疱疹ワクチンを定期接種する方針について、国の審議会で承認されました。それに伴い、帯状疱疹予防接種につきましても、インフルエンザや新型コロナウイルスの予防接種と同様に接種を希望される高齢者の方に補助を行い、安心に予防接種を受けていただけるよう応分の予算を計上いたしました。
買い物支援に関しては、昨年12月に移動販売車の整備を行い、サービスを開始致しました。特に高齢者や交通手段の少ない方々にとって、移動販売車を利用した買い物支援は重要です。皆様の生活をより便利にし、地域の絆を深める一助となることを期待して、所要の経費を計上いたしました。
また、不妊に悩む家庭を支援する施策を創設するとともに一貫した子育て施策として、妊婦を経済的に支援し、伴走型支援と産前産後サポート事業を実施します。出産後の種々検査費用を助成し、母親の心理的な安定を促進し、健やかな育児ができる環境を整備することで、子育てを通じた幸福度向上を目指します。
小中学校校舎の設備においては、和式トイレを洋式トイレに変更し、さらに洋式トイレには温水洗浄便座を設置すると共に照明設備をLEDに更新します。これにより、児童生徒及び教職員の皆様の使いやすさと衛生環境を向上させるとともにエネルギー効率を向上させ、ランニングコストを削減します。
令和8年度開校予定の黒滝村立義務教育学校「黒滝やまなみ小中学校」の開校準備として、新しい学校のシンボルとして重要な役割を果たすべく、学校旗等を購入します。また、義務教育学校への理解を深めていただけるよう学校案内パンフレットを作成し、保護者の方々はじめ、関係者の皆様に配布する予定です。
通院タクシー利用に対する助成については、昨年4月に上限額を1回あたり7,000円に引き上げ、引き続き経済的負担を軽減します。
診療所に設置していますX線撮影装置は、設置から約10年が経過することから、映像処理装置と合わせて更新し、より高品質な診断と迅速な対応を可能とするため、改めて約1,000万円を予算計上いたしました。
▽プラン2 『安心・安全な環境で、生業・生活しやすいむらづくり』
住む人や訪れる人の心を和ます里山づくりとして、寺戸村有林に広葉樹を植栽し、春は桜、秋は紅葉を楽しむ癒しの場や環境教育の場づくりの実現を目指します。
地球温暖化防止対策として、再エネや省エネの可能性についても調査を行い、環境保全を目指し、安心・安全な環境、生活しやすい村を実現していくため、環境省の補助金を活用し、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定に伴う業務委託料600万円を計上しております。さらに生活しやすい村を前面に押し出したパンフレットを作成することで移住定住希望者に発信してまいります。これらはいずれも「夢を叶える会」より発案いただいた内容を基に予算化いたしました。
また、地域の犯罪予防と安心感の向上を図るため、自治会等が実施する防犯カメラ設置事業補助制度を創設します。
そして、カメラや気象観測機器から防災情報を提供する観光防災Wi‐Fiステーションを更新するとともにカメラについては、5基から8基へ増設し、防災と防犯機能の強化を図る事業費として3,300万円を計上いたしました。
加えて、役場庁舎にも防犯カメラを設置し、関係者および来庁者の安心感を追求します。
生活環境関連では、引き続き簡易水道改良工事費約1億4,200万円を、浄化槽設置工事では約500万円計上しております。