くらし 上北山村 村政懇談会

2月13日、17日、19日、27日に、各字において村政懇談会を開催しました。
地域の課題等、村民の皆様にさまざまなご意見をいただきました。
いただいたご意見等と、それに対する村からの回答について一部をご紹介します。
広報に載せきれなかったご意見や回答等については準備でき次第ホームページで掲載させていただきます。

■道路
○白川対岸道路について
Q1…白川と河合の対岸道路整備の着手について、将来の地震等への防災対策は大きく進展すると思います。継続的な事業の推進をお願いします。
A…白川、河合間の対岸道路については、河合側から着手しております。
引き続き河合側から進めていきたいと考えています。
Q2…河合の渡瀬地区の向かい側の国道169号線の交互通行の現場について、ガードマンの指示が北側と南側で違う等により衝突しそうになったと聞いています。
また、本体工事についても少しでも早く仕上げていただきたい。
A…ガードマンについては、吉野土木事務所に再度伝えていきたいと思います。
本体工事は2月10日付で入札公告が出ており、6月30日工期ということで入札の手続きに入っていると聞いています。

○国道169号伯母峯峠の進捗について
Q3…国道169号伯母峯峠道路の進捗についてどうなっていますか?
A…平成28年に国の直轄事業として事業化され、その後、工事自体は現在8期目になっています。現在、トンネル部の発生残土の受入地の整備ということで、村道の方で工事をしています。
川上村側の用地については、本年の1月に買収契約を締結されたと聞いています。
また、上北山村管内の方も少し土地買収が残っていたのですが、本年1月に買収契約を締結して用地に関してはほぼ完了しています。
現在、川上村側の橋梁の詳細設計等を進めていると聞いています。
国交省では、令和7年度にトンネル工事の発注予定と公表されていますので、来年度には本体の工事が発注されると考えています。
近畿地方整備局にあと何年かかるか確認をとりましたが、実際にトンネルを掘ってみないと共用開始時期はなかなか公表できないということでした。
共用開始ができる状況になったらできるだけ早く公表していただきたいと要望しています。

○下北山村のトンネルの状況、国の直轄事業について
Q4…河合から前鬼までの安心・安全な道路を要望をしていただきたい。
A…もちろんしています。下北山村のトンネルの状況ですが、国の直轄事業ということで事業化され、前鬼から上池原の交差点の約2.9kmぐらいのトンネルを掘削する復旧事業ということでルートが決定しています。
発注については、できるだけ工期を短縮したいということで、国が新しい発注方式を考えており、設計段階から関わっていくというような工事発注をしており、最近、鹿島建設が技術協力者として決定したと公表されています。
5年をめどと聞いていますので、令和11年度ぐらいの完成予定ということで、事業は進めていくと推測しています。

■空き家
Q5…空き家が増えてきたのでどうにかしてもらいたい。
A…空き家については全ての地区で増えているような状況ですがお盆に帰ってくるなどの理由で、賃貸や売買ということを考えられる方は実際少ないところです。
また、村の空き家は、利活用するには、かなり改修費用が必要な家が多く、なかなか利活用が進んでいないというのが現状です。
村としては、そのような空き家も増えていますので、空き家コンシェルジュに委託して、売買の手続き等の相談を受けたり、空き家を紹介したりと所有者と利用者がつながるよう進めさせていただいています。
最終的に利活用も難しい物件については、空き家の解体、除却への補助もあります。
Q6…壊すのは補助金が出ますが、住めるようにするための補助金はないですか?
A…購入のときの補助金であったり、改修についての補助金もありますが、移住定住の施策と合わせてとなっています。
Q7…空き家の水道代について、結構かかるということで聞いています。なんとか考えてもらえないでしょうか?
A…休止時において、再開する時に再加入という形にするか相談させていただいています。再加入するよりは1年間契約していただいた方が安いです。

■獣害対策
Q8…獣害対策に対してはどのようにお考えですか?
A…県主催の講習の中で大学の先生がお話しされた内容とあわせ説明します。
・集落内の収穫物の残りや不要果実などの餌場になるものをなくす。
・耕作放棄地や藪になっているようなところの草刈りをしっかり行い隠れるところをなくす。
・囲える畑はネットや柵でできる限り囲う。
これについては、農作物鳥獣被害対策助成金があり、ネットや電気柵などの購入費用等を助成します。
・個体を適切に捕獲する
今年度は、猟友会の方が相当数のサルを捕獲されています。
そのうち効果も出てくると思います。
・適正な密度管理を進める
このような囲いや捕獲に加え、追い払いが効果があるとのことですので、村や猟友会だけでなく、村民の皆さんにもご協力いただいて進めていかないと、なかなか獣害対策にはならないと思いますので、皆様のご協力をお願いいたします。
Q9…スズメバチについて、高齢者が増えて自分では始末をどうしようもできない人が結構いると思います。
支援してもらえるような対策を考えてもらえたらなと思います。
A…高齢者の方で、どうしても取れない方は、生活にすごく密着している場合には、村の方で撤去する事も考えていますが、まずは防護服をお貸しするか蜂駆除用のスプレーを購入して対処していただくという状況です。
今後は蜂駆除業者の斡旋や、それに対する補助金などの支援策を検討してまいりたいと思います。