くらし 令和7年度上北山村一般会計予算の概要

令和7年度上北山村一般会計予算 23億9,445万7千円(前年度比20%増)

令和7年度の予算が、3月定例村議会において可決されましたので、予算の概要についてお知らせします。
一般会計は、前年度より3億9,957万円多い23億9,445万7千円となり、特別会計を含めた総予算額は27億889万7千円となりました。

■歳入
歳入には、地方交付税や国・県支出金、村債などの国や県の配分による「依存財源」と、村税や諸収入、使用料及び手数料などの村が自主的に収入できる「自主財源」があり、本年度の依存財源は構成比77%の18億4,415万9千円、自主財源においては、構成比23%の5億5,029万8千円となっており、依存財源に頼らざるをえない厳しい財政状況となっています。
前年度と比較すると、歳入の40・2%を占める地方交付税は9億6,341万4千円で、1,034万7千円の減額。村債は、やまゆり学園長寿命化改修工事などの過疎対策事業債の増額等により2億60万円の増額、国庫支出金は、やまゆり学園長寿命化改修工事に係る補助金の増額等により1億3,314万7千円の増額となっています。

地方交付税:村の財源状況に応じて国から交付されるお金
村債:特定の事業を行うために国などから借り入れるお金
国庫支出金:特定の事業を行うために国から交付される負担金、補助金などのお金
県支出金:特定の事業を行うために県から交付される負担金、補助金などのお金
村税:村民税や固定資産税など、村民の皆さんに納めていただくお金
繰越金:前年度から持ち越される剰余金
地方譲与税:国税として徴収され、地方自治体へ譲与されるお金
使用料及び手数料:村の施設の使用や住民票の交付など、特定の行政サービスを受ける人に負担していただくお金

■歳出
行政分野ごとに分類した「目的別歳出」において前年度と比較すると、総務費は、ガバメントクラウド接続利用料の増額等により1,479万1千円の増額、農林水産商工費は、観光施設指定管理料、道の駅高圧電気設備更新整備工事費の増額等により2,132万1千円の増額、土木費は、原口住宅新築工事費の減額等により1億3,274万5千円の減額、民生費は、国保診療所特別会計繰出金の減額等により1,937万3千円の減額、教育費は、やまゆり学園長寿命化改修工事費の増額等により4億3,411万6千円の増額、衛生費は、保健センター高圧電気設備更新整備工事費及び簡易水道事業会計繰出金の増額等により3,028万5千円の増額、消防費は、県防災行政通信ネットワーク再整備負担金の増額等により2,488万1千円の増額となっています。
特別会計において前年比と比較すると、簡易水道事業会計は建設改良費の減額等により9,509万3千円の減額、診療所特別会計は人件費及びへき地派遣医師負担金の減額等により2,436万2千円の減額となっています。

教育費:小中学校、社会教育や保健体育など教育各般に使うお金
総務費:庁舎の維持管理や戸籍、徴税、選挙、監査事務など村の総括的な事務に使うお金
農林水産商工費:農林水産業、商工業、観光の振興などに使うお金
公債費:国などから借り入れたお金(村債)の返済などに使うお金
民生費:社会福祉や医療助成など、安定した社会生活を保証するために使うお金
衛生費:健康診断や各種検診、ごみ処理など健康で衛生的な生活環境を保つために使うお金
消防費:消防や防災対策に使うお金
土木費:道路、公営住宅などの整備や維持管理に使うお金
議会費:議会の運営などに使うお金
災害復旧費:災害で被災したものを復旧するために使うお金