- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県有田市
- 広報紙名 : 広報ありだ 令和7年7月号
■得生寺にて来迎会式 5/11(日)
中将姫(ちゅうじょうひめ)の寺として知られる得生寺で、「来迎会式」が開催されました。糸我小学校の児童ら25人が、菩薩(ぼさつ)の面をつけ、袈裟(けさ)や緋(あけ)の衣(ころも)を身にまとって二十五菩薩になり、開山堂から本堂へと練り歩きました。この「二十五菩薩練供養」は、中将姫が菩薩に迎え入れられて大往生を遂げたという説話に基づくもので、県の無形文化財に指定されています。おごそかな雰囲気の中、地元の人々は荘厳な様子を静かに見守っていました。
■おさかなに大興奮! 5/24(土),25(日)
「浜のうたせ」で「5周年祭」が開催され、市内外から多くの人が訪れました。24日(土)には新鮮な魚をタモで捕るコーナーがあり、タモがしなるほどの大きな魚を捕まえようと、朝から長蛇の列ができていました。広川町から家族で訪れた男の子は、「お魚が好きで来ました。カワハギが好きなので捕れて嬉しい」と笑顔で話してくれました。雨天にもかかわらず、笑顔と活気に包まれた2日間となりました。
■大切な人を守るまちに 6/11(水)
防災分野の第一人者、東京大学大学院特任教授・片田敏孝(かただ としたか)氏による防災講演会を開催し、自然豊かな有田市で、災害とともに生きる心構えや、命を守る備えと行動の大切さについて語っていただきました。講演を聞いた有和中学校2年の生徒は「『助ける、助けられるのではなく、市民全員で助かる有田をめざす』という言葉が印象的でした。何かあってからでは遅いので、家族にも伝え、今から備えたい」と話してくれました。