- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県高野町
- 広報紙名 : 広報高野 令和7年11月号
今年で52回目を迎えた高野山ろうそくまつり(以下ろうそくまつり)を題材にした夏休み自由研究につきまして、町民の皆様に紹介させて頂きます。
この自由研究は橋本市立境原小学校5年生の亀田 統吾さんが、ろうそくまつりに帰省を兼ねて何度も訪れており、また昨年の4年生での社会科の授業で「地域のおまつりの現状」について学習をした事がきっかけとなり、作成されました。
掲載の資料は8月13日のろうそくまつり当日、ご家族で訪れてくれた統吾さんが実行委員メンバーに直接質問したり、まつりの様子を写真撮影した内容を、4枚の資料にまとめたものとなっています。
1,2枚目はろうそくまつり全般の内容、3枚目は万燈供養会の様子と4年生の時に統吾さん自身が学習の中で作成した「火の用心ポスター」を、今年のろうそくまつり会場で掲示した様子、そして4枚目はろうそくまつりに対する想いや願いが記載されています。
ろうそくまつりは「進学や就職などで高野山を離れた人が、皆でお盆に奥の院へお参りに行けるようなまつりがあったらいいな。」という想いから、高野町青少年団体連絡協議会が中心となり始めたまつりです。
昭和49年(1974年)に産声を上げたろうそくまつりにとって、創設当時の想いが今回の自由研究に結びついている事をたいへん嬉しく思うと同時に、これからもろうそくまつりの火を灯し続けていかなければならないと、この自由研究を目にした実行委員皆が決意を新たに致しました。
最後になりますが、いつも奥の院参道を使わせていただいております金剛峯寺様はじめ高野町様、町民の皆様、そして伊都橋本地域並びに近隣市町の皆様の温かなご支援ご協力に敬意を表するとともに深く感謝申し上げます。
■ろうそく祭りのはじまり
高野山からはなれた人たちが8月13日のお盆に帰ってこれるようにとはしまったお祭りだそうです。
ろうそくは10万本つかわれています。実さいにくばられているろうそくです、実行委員会の方やボランティアの方がろうそくをくばっています。
今年の一文字は実行委員長がきめています。今年の漢字は「咲」の文字でした。
意味は、みんなが笑顔になりますようにとこめられた文字です。昨年は「紲〔キズナ〕」という文字でした。
これは「まんだら」といいます。まんだらとは、心の中の世界や神さまの世界を絵や模様で表したものです。
心を落ち着かせたり、仏さまや神様の世界を表現したりします。このまんだらは2年前の記念でみんなで作ったそうです。竹を取ってきて、ドリルで竹に穴をあけて足場を組み立てて竹を1つ1つ組み合わせていき、電気をつけ完成です。毎年、だいたい3万人の人が来ています。最近では外国人の人もたくさん来ていました。午後8時から燈ろうどうで法要がとり行われます。たくさんのお坊さんたちが法要にむかっているとちゅうです。
ろうそく祭りを開さいするにあたって、困っていることやお願いしたいことを聞くと、ぼくが作った「火の用心」のポスターによってかい決されているそうです。
午後9時になり、人が少なくなってきた場所から片付けはじめるのですが、夜中まで片付けたり、次の日は朝5時ごろから片付けるそうです。
たくさんのろうそくを使ってきれいですが、たくさんの人がじゅんびや片付けなどをしてくれていてすごく大変だなと思いました、だからぼくたち観光客がルールやマナーを守りお祭りがよりよく長く続くようにしないといけないと思います。
高野山ろうそくまつり実行委員会 林さん(協力)
■「高野町ろうそくまつり」について
境原小学校 5年生 亀田統吾
なぜ、ろうそく祭りについて調べようと思ったかと言うと前から調べていたのもあり、もっと詳しく知ってみたいと思ったからです。
実行委員の方に直せつ会い、お話を聞かせてもらいました。ぼくもろうそくまつりに参加し体けんしてきました。
問合せ:ろうそくまつり実行委員会
【電話】0736-56-2076
