健康 9月10日は世界自殺予防デー 9月10日~9月16日は自殺予防週間です。

近年、全国の小中高生の自殺者数は増加傾向にあると言われており、令和6年における小中高生の自殺者数は529人と過去最多となりました。
和歌山県においては、毎年140~200人近くの方が自殺により亡くなられています。
自殺は、年齢・性別に関わらず複雑な問題が関係した結果、心理的に追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができる社会的な問題です。
周りで悩んでいる人がいたら、優しく声をかけてあげてください。声をかけ合うことで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。

~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~

■精神保健福祉センターの相談窓口
ひとりで悩まず少し勇気を出して相談してみませんか

お問い合わせ・お申込み先:和歌山県精神保健福祉センター
和歌山市手平2丁目1-2 和歌山ビッグ愛2階
【電話】073-435-5194 
【FAX】073-435-5193

■自殺の予防で皆さんに期待されている役割は「ゲートキーパー」
まわりで悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことを『ゲートキーパー』と呼びます。
一人一人がそれぞれの立場で『ゲートキーパー』の役割を担うことが重要です。

▽気づき 家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
家族や仲間の様子がいつもと違う”とき…
サイン:眠れない、食欲がない、口数が少なくなったなど
まずは『声かけ』が重要です

▽傾聴 本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
悩みを話してくれたらまずはしっかりと悩みに耳を傾けましょう。本人の気持ちを尊重し『そうだったんだ』と共感した上で、相手を大切に思う自分の気持ちを伝えましょう。

▽つなぎ 早めに専門家に相談するよう促す
こころの病気や社会的な問題を抱えているようであれば、専門家への相談につなぎ、本人の気持ちを理解してくれる人と連絡を取りましょう。

▽見守り 温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
つないだ後も必要があれば相談に乗ることを伝え、身体やこころの健康状態について、自然な雰囲気で声をかけて優しく寄り添いながら見守りましょう。