くらし 町長室から No.100


このコラムも、ついに100号を迎えました。二桁の頃は「まあまあ続いたな」と思っていましたが、三桁に到達すると、なんだか大きな区切りに立った気分です。もっとも、これで終わりではなく、むしろ「まだ通過点」だと心得ております。
「100」といえば、日本語には「百聞は一見に如かず」「百戦錬磨」など力強い言葉が並びますし、英語でも”100%”は「完全に」を意味します。つまり世界共通で「100」は達成のシンボル。そう考えると、この100号も一つの到達点といえるかもしれません。
振り返れば、町の歩みにも「100」に縁のある出来事がいくつもあります。例えば合併5周年には「なんぶ百選」と題し、町の見どころや魅力を百の形にまとめていただきました。いま読み返しても「なるほど、わが町にはこんな宝物があったのか」と改めて気づかされます。さらに南部町の地方創生の原点、町民の皆さんと語りあった「なんぶ創生100人委員会」も忘れてはなりません。
この取り組みは現在の「なんぶ里山デザイン機構」に続いています。そして最近は「100歳体操」。筋トレ、脳トレ、口トレ、楽しんで続けることが何より大切と集まるみなさんの姿は「百花繚乱」。笑顔いっぱいの集いの場になっています。
こうしてみると、「100」は町にとっても人にとっても、節目であり、未来への約束でもあるように思います。このコラムも100号を一区切りに、これから先も歩みを進めてまいります。どうぞこれからも広報なんぶと共に気軽にお付き合いいただければ幸いです。

南部町長 陶山清孝