イベント 江尾十七夜2025年版ポロシャツ完成

500年の歴史を誇る江府町の伝統行事「江尾十七夜」。
地域の文化と若者の創造力を結びつけるこの企画は、江府町学校運営協議会と商工会女性部の共催で実施され、「江尾十七夜オリジナルポロシャツ」のデザインを公募したものです。
募集対象は、奥大山江府学園の児童生徒および町内在住の高校生。応募総数は21点に上り、それぞれが「江尾十七夜」の魅力をさまざまな視点から表現していました。
この中で最優秀賞に選ばれたのは、当時9年生の谷田さんの作品です。デザインには、江尾十七夜の象徴ともいえる「こだいぢ踊り」と「花火」のイメージが力強く表現されており、見る者に祭りの熱気や情景が伝わってくるような印象を与えます。特に「十七夜」の文字には、「流れ星」をイメージした工夫が施されており、幻想的かつ希望に満ちた印象を持たせています。
谷田さんは、完成したデザインのお披露目会に出席し、制作のアイデアやデザインに込めた思いを嬉しそうに語りました。「この経験を通じて、地域の伝統にもっと関わりたいと思った」「また来年も応募したい」と語る姿からは、地域に根づく行事への愛着と、創作への意欲が感じられました。
この取り組みは、単に作品を選出するだけではなく、若者が地域文化に触れ、自ら表現し、そしてその成果が地域社会に受け入れられるという貴重な学びと成長の場となっています。また、完成したポロシャツは祭り期間中に着用され、町内外の参加者にも配布・販売されることで、町のPRや地域活性化も一役買っています。