健康 【ほけレポ】保健レポートvol.67~”まめ”にいかいや!江府町~

・まめ=元気という意味。
・保健師、管理栄養士、健康運動指導士が毎月、いのちと健康を守るための情報をお届けします。

みなさん、こんにちは。
田畑も落ち着き、活動しやすい季節になりましたね。

■10月は「体力つくり強調月間」
毎年10月は、「体力つくり強調月間です。
これは、1964年の東京オリンピックをきっかけに始まった国民運動の一環で、スポーツの秋にからだを動かし、健康・体力の維持増進を促す目的で定められました。
みなさんは、ご自分の体力に自信がありますか。
そもそも「体力」とはなんでしょう?体力とは一般的に、「からだを動かす能力や健康を支える力」を指します。大きく分けて次の二つの側面があります。
1.行動体力:走る・跳ぶ・持ち上げるなど、実際に動かすための筋力・持久力・敏捷性(動作のすばやさ)・柔軟性といった力。
2.防衛体力:病気やストレス、環境の変化に対して体を守るための力。免疫力や心の安定も含まれます。
つまり、体力は「健康に生きるための基盤」であり、単に運動ができる能力だけでなく、病気に負けない抵抗力や心の安定力も含んでいます。
では、体力をつけるためのポイントをご紹介します。

■今からできることをできる範囲で頑張る
◯運動習慣をつける
・ウォーキング、早歩き、ジョギングなどで心肺機能を高め、持久力を向上する。
・スクワット、ダンベルあげ(水の入ったペットボトルで代用可)、つま先立ちなどで基礎代謝を上げて、疲れにくい体に。
・一日の終わりにストレッチで体を伸ばし、けがを予防する。

◯食生活を整える
・タンパク質を意識的に摂り筋肉をつける。
・バランスの良い食事(主食・主菜・副菜・乳製品・果物)を心がける。

◯睡眠・休養
・十分な休養と睡眠で体力を回復させ、疲労を残さない。
いかがですか?ご自分でできそうなものはありましたか?

■歩けることは生きる力!
それでは、歩けるからだ作りのために、道具を使わずできる運動をいくつかご紹介します。

◯足を水平に伸ばす(筋肉強化)
片足を水平に伸ばし10秒キープしましょう。左右の足を替えて同じように行います。
1日左右10秒×3回

◯片足立ち(バランス能力)
60秒を目標に片足ずつ立ってみましょう。(安全確保のため、椅子やテーブル等つかまる物があるところで行います。)

◯かかとおとし(骨折対策)
かかとを高く上げ、膝をまげずに、かかとを落とします。1日40~50回を目安にしましょう。(安全確保のため、椅子やテーブル等つかまる物があるところで行います。)

いつまでも自分の足で歩くためにコツコツと行ってみませんか。運動のこと、食事のこと、睡眠の悩みなど、いつでも気軽にご相談ください。

お問合せ先:江府町総合健康福祉センター
【電話】0859-75-6111