くらし 町長コラムVol.109「不易流行(ふえきりゅうこう)」

〜よき伝統を守りながら(不易)　進歩に目を閉ざさないこと(流行)によって「理想」を創造する〜

■「鳥取西部風力発電事業計画」について
日本風力エネルギー株式会社が伯耆町、江府町、日野町で進めている「鳥取西部風力発電事業計画」は、当初の計画から大幅に変更されました。
2017年から2018年の段階では南部町も対象エリアに含まれていましたが、2025年7月の説明時には外れ、伯耆町、江府町、日野町の3町が対象となりました。この変更に伴い、計画される風車の高さは国内最大級の196メートルに拡大されました。
私は、このような大規模な変更について事業者が事前に地元へ相談しなかったことに不信感を抱いています。この姿勢から、事業中や、将来の風車撤去時の対応に不安を感じ、計画に反対を表明しました。反対の理由には、近年の異常気象による土砂災害など防災・安全面への懸念も含まれます。
私が8月12日に記者会見で反対を表明した後、日野町の町長も反対を表明。さらに9月25日には、計画された風車の設置数が最も多い伯耆町の町長も反対を表明されました。今後は、3町が連携し、住民の意見が反映されるよう、国に対して制度改正などを要望していく方針です。

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