- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県江府町
- 広報紙名 : 町報こうふ 2025年11月号
■1班『ウォーターグラマー』
質問者:加藤 亜美香 議員
問:海外で留学生がウォーターグラマーとして、江府町の水のよさや大切さを発信してはどうか?
答:外から客観的に物事を考えるのは良いアイデア、さらに掘り下げて考えてみては。
◯質問
私たちが考えたアイデア名は「ウォーターグラマー」です。これは、海外の水質が不安定で留学が可能な国に留学し、江府町の水の良さや大切さを町民だけでなくたくさんの人にインスタグラムなどのネットも活用して発信していこうというアイデアです。
私たちは、昨年度、江府町主催の交流事業で熊本県に行き、阿蘇と江府町の水の違いを知り、今の江府町の水は当たり前ではないことに気づき、それを私たちだけでなくたくさんの人に知ってもらわないといけないと感じました。
このアイデアは、海外の水質が不安定で留学が可能な国に留学し、留学した人がインスタグラマーとして体験を通して学んだ江府町の水の良さや大切さを町民だけでなく、たくさんの人に発信します。
この「ウォーターグラマー」を実現することで、江府町の水の良さや大切さを発信したいと思える未来をつくることが可能になると思われますが、いかがでしょうか。
◯町長答弁
江府町は、水とその水を生む自然というものをものすごく大切にし、「水のふるさとSDGs宣言」も行っています。
普段この自然の中で暮らしていると、改めてその大切さや良さに気づくことがありません。そのため、一度町の外に出てその良さを体験するというのはとてもいいことだと思います。
その際には、水のおいしさだけでなく、なぜその国の水は不安定なのか、水質が良くないのか、現地の人はどうやってその状態に向き合っているのか、など掘り下げて考えるとさらに良くなると思います。
また、町で実施している海外研修事業で、実際に取り組んでみるのもいいのではないでしょうか。
■2班『セブンティーンスプラッシュ』
質問者:末次 碧生 議員
問:江府町に興味を持ってもらうよう、高校生を対象に水風船をぶつけ合うイベントをしてはどうか?
答:イメージを変えようという発想はすばらしい、さらにひと工夫を。
◯質問
私たちが考えたアイデア名は「セブンティーンスプラッシュ」です。これは、県内外の高校生や若者を対象に、江府町の祭「江尾十七夜」で色のついた水風船をぶつけ合うイベントで、みんなで楽しみ、より江府町に興味を持ってもらうというアイデアです。
私たちは、江府町のことが鳥取県民にもあまり知られていないことを知り、衝撃を受けました。また、県外の人には鳥取県といえば「砂」というイメージだったため、このアイデアで「水」に変えたいと考えました。
このアイデアは、江府町の水を使って県内外の高校生を対象に水風船をぶつけ合うイベントを江尾十七夜の日に行います。使用する水風船は、江尾十七夜にちなんで十七色の色で作ります。
これは、福井県鯖江(さばえ)市の眼鏡フェスを参考にし、鯖江市は眼鏡をテーマにイベント化していたので、江府町では水にまつわる楽しいことをテーマにイベント化しました。
この「セブンティーンスプラッシュ」というイベントを実施することで、町外の若者が江府町に興味がわき、若者が江府町に来てもらうという未来をつくることが可能になると思いますが、いかがでしょうか。
◯町長答弁
鳥取県といえば「砂」ではなくて「水」というイメージに変えようという発想はとてもすばらしいと思います。
そのように、何とか江府町を知っていただくということはとても大事なことで、特に夏の暑い時期にその水を活用してにぎやかに遊ぶというのはぴったり合っていると思います。
ただ、やっぱりその水もとても非常に貴重な町の財産だと思っています。その使い方も、単にぶつけてなくなってしまうというようなことだけではなくて、その水がもう一回再生できるような、環境に配慮した仕組みをつくって、良さをもう一段挙げてアピールするとさらに素晴らしくなると思います。
そういった熱意をぜひ江尾十七夜実行委員会の方に提案いただければと思います。
