- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2025年4月号
倉石(くらいし)誠司(せいじ)
1976年生まれ。松江南高、早大政経学部卒。99年建設省(現国交省)入省。内閣官房などを経て、23年国交省国土政策局総合計画課長(現職)。松江市「公共交通で暮らしやすい未来を実現するプロジェクトチーム」アドバイザー委員。
私は高校卒業まで松江市で生まれ育ちました。大学は東京に進学し、霞が関の国土交通省に就職。海外留学や京都や神戸への転勤もありましたが、特に若手の頃は仕事がかなり忙しかったこともあり、郷里の松江市にゆっくりと帰ることができずに月日が経ちました。
そんな中、昨年の実母の他界や、長男の大学進学など、人生すごろくもかなりステージが変わり、地域公共交通、不動産・住宅・まちづくりなどこれまで地域づくりに関する国の政策に一貫して携わってきた経験を少しでも郷里のために生かせれば、との思いがふつふつと湧き始めました。
ちょうど昨年は、都会と地方を行き来しながらの暮らし方働き方を応援する「二地域居住」促進法の制定を担当し、ではこの機会にまさに隗より始めよで、自ら二地域居住をしてみようじゃないか、と決断。
特に大都会の生活が長くなればなるほど、また人生すごろくがどんどんと進み、次第に松江が持つ長い歴史や豊かな文化と四季の自然、そして何といっても美しい湖に恵まれたまちの価値を身に染みて実感しています。
私は(走るのは苦手ですが)、歩くことは大好きで、休日は、自然やまち並みを見ながらかなり長い距離を数時間ウォーキングすることもあります。
さて、今回、微力ではありますが、日常生活の暮らしに欠かせない地域交通の充実に向けた松江市のプロジェクトチームへの参画依頼をお受けすることにしました。
そんなことで、今年からは定期的にお仕事も含めて松江市に帰ることができそうです。
もちろん、マイカーは人生の楽しみを広げられるものであり、私もドライブ自体は大好きなのですが、お年寄りから幼子までみんなが、時に、ふとお出かけしたいときに気軽にお出かけできる、そんなまちが実現するよう、微力ながら貢献したいと思っております。
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