しごと えっとまめな介護だより Vol.45

市では、介護人材の確保に向け、離職防止と多様な人材の確保に重点を置いた取組を進めています。
今回は、介護従事者として長年勤務されている方に介護に対する思いについてインタビューしました!

インタビューにご協力いただいたのは
グループホームひなたぼっこ
北條 さん
細川 さん
お二人とも勤続20年超えのベテランです!

◆介護の仕事に就こうと思ったきっかけを教えてください
北條さん:知り合いから、ヘルパーの資格を取らないかと誘われて取得しました。そのときは介護について関心はなかったのですが、転職するタイミングで資格を活かせればいいなと思い、今の仕事を始めました。
細川さん:もともと本社で別の業務をしていましたが、家族の介護をきっかけに介護の仕事をやってみたいと思うようになりました。そんなときに、介護の仕事をやってみないかと声がかかり、今の職場で働き始めました。人と関わることが好きなので、自分にはあっていると思います。

◆仕事をするうえで心がけていることを教えてください
北條さん:介護では、考えることが仕事だと思っています。入居者の方には、それぞれご自身の世界観があります。どのような世界観の中で話をされているのかを考え、それに合わせて話すようにすることで、通じ合えることが多いです。
細川さん:入居者の方は人生の先輩なので、尊厳を守ることを意識しています。同じ言葉や行動でも、気持ちがあるのとないのとでは、目に見えて違いが出ます。普段から意識していますが、一日が終わったときに、自分の言動について反省することもあります。

◆仕事のやりがいを教えてください
北條さん:グループホームでは、衣食住が整った生活を送ることができます。面会の際に、入居者の方が家族や知り合いから「綺麗になったね」「若返ったね」と言われているのを見ると、自分たちがやってきたことは間違っていなかったのだと嬉しくなります。
細川さん:感謝していただけると、とても嬉しいです。思うようにいかないことがあっても、最後に「ありがとう」と言われると、もやもやした気持ちが消えていきます。人との関わりでは、良いことも悪いこともすべて自分に返ってくると思っています。

◆これからの目標を教えてください
北條さん:あまり深く考えたことはないですが、次の世代の育成が大切だと思っています。介護には正解がないので、自分の思いや経験したことなどを次の世代に伝えていきたいと思っています。
細川さん:一日一日を健康に過ごし、働いていけるといいなと思っています。また、職場でさまざまな世代の職員と関わることも楽しみたいと思います。

◆これから介護職員を目指す方へメッセージをお願いします
北條さん:介護は、誰でもできるわけではない専門性のある仕事であり、人生の最期に立ち会う尊い仕事でもあります。世間では良くないイメージもあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。介護の世界に入ってもらえると嬉しいです。
細川さん:お互いを思いやり、助け合う気持ちが大切だと思います。入居者の方は、職員同士のやりとりの様子をよく見ておられます。良い雰囲気の中で仕事をすることで、入居者の方への関わり方が変わってくると思います。

◆~ほっと一息~
▽リフレッシュ方法は?
北條さん:温泉に入ることです。前々から行きたいと思っている温泉があり、今年こそは行くつもりです。

▽ハマっていることは?
細川さん:パンやケーキを焼くことです。料理が好きで、家ではキッチンにいることが多いです。ストレス解消になります。

インタビューにご協力いただいた北條さん、細川さん、ありがとうございました♪

問い合わせ先:市高齢者福祉課
【電話】31-0218【FAX】24-0181