- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県安来市
- 広報紙名 : 広報やすぎ「どげなかね」 令和7年3月号
まちの話題や出来事を紹介します
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■今月の1枚
師走の風物詩「母里市やまんば祭り」。しめ縄やもちなどの正月用品や地元生産者のつくる加工品を買い求める多くの人でにぎわいました。母里小学校5年生のもりっこ太鼓の演奏とやまんばの登場も祭りを盛り上げました。
12月25日:はくた文化学習館周辺
■市長日記 防火の誓い新たに
1月19日に開催された消防出初式に出席し、市民の安全確保のため貢献されている消防団員の皆さんに、感謝の意を表しました。
令和6年の市内での火災件数は17件(うち7件は建物火災)。このような火災・災害の被害を抑えるため、地域の防災力向上が重要で、市でも消防力の強化を図っていきます。
■むらづくりで天皇杯受賞
令和6年度農林水産祭(農林水産省と日本農林漁業振興会が主催)むらづくり部門で、天皇杯を受賞した「えーひだカンパニー株式会社」。比田地区の皆さんが主体となり、地域課題に関する話合いや課題解決に向けた多くの取組が評価されたものです。
川上義則代表取締役は「受賞は、住民を始め多くの人の支援あってこそ。今後も人口減少から地域を守るため活動します」と、上廻芳和相談役会長は「受賞を励みに、全国中山間地域の模範となるよう取り組みます」と抱負を語りました。
■新春を祝う安来節(f)
安来節保存会主催の「令和7年唄い初め会」が1月13日、安来節演芸館で開催されました。
令和7年上位昇格者の准名人2人、大師範6人に免状が授与され、全国の各支部から15組(唄・絃・鼓)が出演した支部競演では、仲間の声援を受けながら磨き上げた技を披露しました。
唄で准名人に昇格した東海支部の中村瑞子さん(出雲市出身)は「安来節は自由さが魅力。教える事が好きなので、後輩や子どもたちの成長を楽しみに続けていきたい」と語りました。
■地域の皆さんに成果披露
安来高校では、2年生が自身の興味をもとにテーマを選び、市内をフィールドに探究活動を行いました。1月25日と26日に安来中央交流センターで開催された「探究まつり」では、地域の特産品やスポーツ、文化、社会問題など、さまざまなテーマを発表。学生たちは体験を通じて地域の人から意見をもらい、さらに考えを深めていきました。
お茶文化がテーマの野坂ちひろさんは、「茶道の魅力を伝えることが目的で、若い人に体験の機会を提供したい」と本活動への思いを話しました。
■文化財を火災から守る
1月26日は文化財防火デーと定められ、その前後の期間には全国で「文化財防火運動」が行われています。安来市でも毎年、指定文化財の消防設備点検・放水訓練を実施しています。
今年は1月28日に市消防本部、市・県文化財担当者、お寺関係者が並河家住宅、清水寺、蓮乗院、金屋子神社、富田八幡宮を巡回し、消防設備を点検しました。国重要文化財等を多く所有する清水寺では、清水自衛消防団が放水訓練を行い、放水スキルの維持・防火意識の向上に努めました。
■凜と咲く椿の盆栽
1月25日・26日に宇賀荘交流センターで開催された宇賀荘寒の椿展。28人の会員で構成される宇賀荘花木(かぼく)の会が主催し、今回で22回目を迎えます。会場には80品種、95鉢の椿が展示され、白やピンク、鮮やかな赤色の椿が多くの来場者を楽しませました。
椿の生育は夏の水管理や植え替え、施肥が難しいと花木の会の前田敏光会長。「先達から学んだ技術や技能を次に伝えるため、近年は挿し木や植え替えの講習会を行っています」と話しました。
■eスポーツの魅力をPR(f)
年齢や体格の違いにかかわらず楽しめ、ITスキルやコミュニケーション能力が身につくeスポーツ。そんなeスポーツへの理解促進と関係人口の拡大等を目的に、1月12日にアルテピアで開催した「eスポーツ運動会」には、約800人が訪れました。
メインイベントは、安来市の友好交流都市・台湾新北市新店区の荘敬専門学校生と、島根県内の高校生とのシューティングゲームによるオンライン交流戦。手に汗握る攻防の後には、言語の壁を超えて笑い合う友人たちの姿がありました。