くらし 特集1 空き家対策(2)

◆chapter5.売却・賃貸できるかな
まずは、登録してみてください
空き家バンク制度は、空き家の売却や賃貸の希望者から提供された情報を、空き家の購入や賃借の希望者に提供するための制度です。空き家バンクに登録した物件情報は市のサイト等で掲載し、広く情報発信をします。
また、空き家バンクに登録し、3年以上居住する見込みのある人またはその人と賃貸借契約を締結する空き家所有者を対象に、空き家の改修や家財の処分費用の補助制度を設けています。

▽空き家バンク制度の流れ

▽空き家バンクのよくある質問
Q1.登録できる物件は?
登録できるのは、所有者が明らかな家、住宅として使用していた家、大規模な改修が不要な家などです。
物件の状態によっては登録できない場合があります。所有者や土地の境界が確定していない物件は確定作業が必要な場合があります。

Q2.交渉や契約のサポートは?
安来市では、物件の紹介・仲介は行いますが、交渉や契約のサポートは行っていません。
交渉や契約は、当事者同士で行ってください。契約などの手続きを専門家にお願いする場合は、不動産業者へ相談ください。

問合せ:定住産業課
【電話】23-3059

◆chapter6.解体しようかな
お手伝いします。お気軽にご相談を

▽解体に関する補助制度(老朽危険建築物除却助成事業)
老朽化で倒壊等危険性のある不良木造住宅の除却費用の一部を助成しています。
また、おおむね1年以上使用されておらず、今後も住む予定のない空き家で、除却後の跡地を10年以上、地域活性化のため利用される計画がある物件も対象となります。
補助制度の対象となるかは、事前に建築住宅課に問い合わせください。
老朽危険建築物除却助成事業について、詳しくは市ホームページ(本紙2次元コード)を確認ください。

補助額:対象工事に要する費用の4/5以内の額(限度額100万円または90万円)
※標準除却費/平方メートルが限度
令和6年度の標準除却費は32,000円
※塀、樹木、家財、地下埋設物等の除却費用は除く

▽解体費用や土地の売却査定価格の試算ができます!
安来市では、空き家などの除却を促進するため、クラッソーネと「空き家の除却促進に係る連携協定」を締結しています。
クラッソーネの運営するウェブサイト「安来市版すまいの終活navi」(本紙2次元コード)では、AI査定で空き家の解体費用や土地の売却査定価格が調べられます。

問合せ:建築住宅課
【電話】23-3343

■空き家となる前から準備を始めましょう
▽住まいの引き継ぎノート
建物を将来どうしていくか、家族での話し合いの記録ノートとして「住まいの引き継ぎノート」を作成しました。
空き家となってから各種対応を行う場合、引き継ぐ時の労力や空き家の維持費、改修費の経済的な負担などが増加します。空き家となる前から、ぜひ、ノートを活用ください。
ノートには、将来建物をどうしていくのか相談するための参考になる制度や手続き、相談先も掲載されています。ノートの記入例や確認書類の見本例は、市ホームページ(本紙2次元コード)を確認ください。

▽住まいの引き継ぎノートの使い方
(1)所有している建物や土地の状況が分かる書類を確認する。
(2)(1)の書類を元に、現在の所有状況や自分の希望、注意点を書く。
(3)(2)を元に、建物や土地の将来について家族と相談し、相談結果を書く。
(4)やっておきたいこと、決めておきたいこと、伝えたいことを確認し、できるところから作業を始める。