- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県雲南市
- 広報紙名 : 市報うんなん 2024年12月号
9月5日(木)、第1回市民健康講座を雲南市立病院4階大会議室で開催し、33人が参加しました。今回は、「“災害”に備えよう!」をテーマに5人の講師が話をしました。
・能登半島地震の実際の写真を使ったDMAT(ディーマット)の活動報告
(雲南市立病院 診療局内科 永瀬正樹(ながせまさき)医師)
・災害発生時の保健師の役割~令和6年能登半島地震から考える~
(雲南保健所 医事・難病支援課 宇都宮拓也(うつのみやたくや)保健師)
・災害に備えよう~令和6年能登半島地震保健師派遣から~
(雲南市 保健医療政策課 村尾奈津子(むらおなつこ)保健師)
・災害時に備えた薬の準備
(雲南市立病院 薬剤科 上代研吾(じょうだいけんご)薬剤師)
・災害関連死を予防するために
(雲南市立病院 リハビリテーション技術科 吉岡健太郎(よしおかけんたろう)理学療法士)
◆参加者の感想
災害に備えてどのような準備をしたら良いかや災害時のお薬手帳の使い方について知ることができて良かったです。家に帰ったら家族に伝えたいと思いました。第1回市民健康講座を開催しました!
■―災害に備えよう!今回の講座の4つのポイント―
1.自分で行う発災への備え
自身で行う発災に備えた食料などの備蓄は3日分以上必要です。
2.災害発生時の住民同士での支え合い ~地域の力~
普段から地域に相談できる人がいること、顔見知りの人がいること、地域に出掛けられる場所があることが災害発生時の安全・安心、また、早く日常を取り戻すことにつながります。
3.お薬手帳を「あなたの健康手帳」として活用する
どこの医療機関、薬局であっても同じ1冊のお薬手帳を使い、薬が前回と同じ内容だとしてもお薬手帳に薬歴を残すようにしましょう。また、万が一に備え、お薬手帳を普段から持ち歩くこと、自宅ではいつでも持ち出せる場所や家族でも分かる場所に置いておくことが大切です。
4.災害関連死の原因となる生活不活発病・エコノミークラス症候群の予防
生活不活発病は普段の生活の中で「社会参加の低下」、「生活動作のやりにくさ」、「生活動作量の制限」が原因で起こるとされています。また、エコノミークラス症候群を予防するために、足を動かす運動、ストレッチ、水分をとる、ベルトをきつく締めないなどの方法があります。
▼第2回 市民健康講座を開催します!
◯市民健康講座
~家族を守り隊!!ここで学んであなたも“おうちナース”になろう~
テーマ:「わたしたちに身近な“アレルギー”の話」
講師:雲南市立病院 診療局耳鼻咽喉科 佐野啓介(さのけいすけ)医師
アレルギーの仕組みや対策、予防方法について専門職から話を聞き、アレルギーと上手に付き合っていく方法について一緒に考えてみませんか。
開催日時:令和7年3月5日(水)14:00~16:00
開催場所:雲南市立病院 4階大会議室
参加費:無料
予約・問い合わせ先:雲南市立病院 保健推進課
【電話】0854-47-7510