健康 ペットボトル症候群にご注意!

暑い夏の熱中症対策として「水分摂取」には皆さん気をつけられていることと思います。しかし、選ぶ飲み物と摂取する量によっては重大な病気を引き起こすことがあるのは知っていますか。

■ペットボトル症候群とは
炭酸飲料・ジュース・スポーツドリンクなどの清涼飲料水の飲み過ぎで発症する急性の糖尿病です。
※糖分の入った飲料であれば、缶や紙パック入りでも症状は起こります。

◯症状
・喉の渇き
・尿量が多い
・倦怠感
・イライラ感
・重症化すると意識障害
糖分が入った飲み物を大量に飲み続けると、血液中のブドウ糖が増え血糖値が上がります(高血糖)。この状態が続くと、インスリンという血糖値を下げるホルモンの分泌や働きが悪くなり、ブドウ糖をエネルギー源としてうまく利用できなくなります。代わりにタンパク質や脂肪が分解されエネルギーとして利用されますが、脂肪の分解時にできる「ケトン体」が増えると上記のような症状が現れます。

◯予防
糖分が含まれている清涼飲料水を毎日大量に飲むことは避けましょう。水分補給に適しているとされているスポーツドリンクも500mlで3gのスティックシュガー10本くらいの砂糖が含まれています。栄養成分表を確認し、糖分の摂り過ぎには注意してください。