- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県奥出雲町
- 広報紙名 : 広報奥出雲 令和7年3月号
内科 診療部長 池尻文良(いけじりふみよし)
令和5年2月に奥出雲病院に赴任して、丸2年が経過しました。この連載も11回目となります。隔月での連載なので、これも約2年になりますね。最近、「連載を見ました」とお声がけいただく機会も増えました。お読みいただき、ありがとうございます。せっかくの2周年ですので、一旦抗がん剤の話を離れ、少し自分のことをお話ししたいと思います。私は奥出雲病院に赴任する前、15年近く島根大学病院で働いていました。以前お話ししたように、血液内科や腫瘍(しゅよう)内科といった主に抗がん剤を扱う診療科に所属していました。奥出雲に赴任してからは抗がん剤を扱う機会は減りましたが、内科疾患全般を診る機会が増えました。大学病院では得意分野に専念できましたが、ここでは神経内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内科、呼吸器内科など、今まで診療する機会の少なかった疾患の患者さんを診ることが増えています。日々緊張感を持って診療しています。
最近は、永生クリニックさんで外来を担当する機会をいただきました。水曜日限定ですが、午前は外来診療、午後は訪問診療を行っています。訪問診療を通じて、鳥上、八川、馬木など旧横田町の地域に詳しくなりました。中でも大馬木の景色は、私の出身地である旧鹿島町の講武地区の風景によく似ており、訪問するたびに、実家に帰ったような安心感を覚えています。
この2年間、奥出雲でさまざまな経験を積み、大きく成長させていただきました。大学では経験できないことも多く、充実した毎日を送っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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