- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県奥出雲町
- 広報紙名 : 広報奥出雲 令和7年4月号
■町内小学校4校で閉校式
小学校再編に伴い、令和6年度末で閉校し三成小学校へ前倒し統合する高尾小学校、令和7年度に新しい横田小学校に統合する横田、八川、馬木小学校の閉校式が行われました。各校、絲原徳康島根県議会議員、景山利則奥出雲町議会議長のほか、多くの来賓が臨席され多くの方に見守られながらの式となりました。
◆高尾小学校
高尾小学校閉校式が3月22日、児童、卒業生、地域住民など約200人が出席し、同校体育館で行われました。
古藤康則校長が「寂しさを感じるが、子どもたちは新しい学校でのくらしに夢や希望を抱き新たな一歩を踏み出そうとしている。引き続き、健やかな成長と、さらなる活躍のために支援してほしい」とあいさつ。3人の児童が「みんなの思い出がいっぱい詰まった高尾小学校。どこにいても高尾小学校出身と胸を張っていきます。ありがとう高尾小学校」と感謝を述べた後、平成18年度同校青葉学級児童が作詞した愛唱歌「大好きふるさと」を出席者全員で歌いあげました。
その後、古藤校長から、糸原町長へ校旗が返納され、1005人の卒業生を輩出した高尾小学校148年の歴史を閉じました。
◆横田小学校
横田小学校閉校式が3月23日、児童、卒業生、地域住民約110人が出席し、同校体育館で行われました。
藤原幹夫校長が「子どもたちは横田の自然や人の温かさを学び、郷土愛は生きる力となり土台となる。永年にわたり横田小学校を支えていただいた皆様のおかげ」と感謝し、「新しい横田小学校は、それぞれの地域の思いを持って、横田地域の未来に向かう第一歩となる」と統合小学校への期待を述べました。
また、6年生児童12人が「たくさんの思い出が詰まった横田小学校、ありがとう。思い出を胸にこれからも頑張っていきます」とあいさつし、出席者全員で校歌を高らかに歌いあげました。
その後、藤原校長から、糸原町長へ校旗が返納され、4719人の卒業生を輩出した横田小学校151年の歴史を閉じました。
◆八川小学校
八川小学校閉校式が3月23日、児童、卒業生、地域住民など約160人が出席し、同校体育館で行われました。
川角朋之校長が「『青い空見上げて進む八川の子』のもと、郷土愛をもった多くの八川小児童が育った。閉校はするが八川小学校は新たなステージを迎える。八川小学校の歴史は未来永劫多くの皆様によって語り継がれていく」とあいさつ。学び舎への思いをはせながら出席者全員で校歌を歌いあげた後、川角校長から糸原町長へ校旗が返納されました。
続いて八川地区振興会(景山明会長)主催で行われた閉校行事では、「仁多乃炎太鼓」のアトラクションや思い出の写真のスライドショーなどが行われ、大きなイチョウとともに歴史を刻んだ150年の八川小学校の歴史に幕を下ろしました。
◆馬木小学校
馬木小学校閉校式が3月23日、児童、卒業生約180人が出席し、同校体育館で行われました。
千原一弘校長が「地域の皆様には多くの学びの場を与えていただいた。特にこの1年は感謝を伝える1年、誇りと自信をもって進む1年として過ごしてきた。ふるさと馬木を思う気持ちとなり、新しい小学校でもたくましい馬木の子として活躍してくれると信じている」とあいさつ。出席者全員で校歌を歌いあげた後、6年生の奥山陽太さん、佐々木伸明さんとともに千原校長から糸原町長へ校旗が返納され、2852人の卒業生を輩出した馬木小学校150年の歴史を閉じました。
このほか当日は、馬木小学校開校150周年・閉校記念事業実行委員会(田中克彦会長)により校舎前に作成された記念碑の除幕式のほか、同委員会主催の記念式典が行われました。