子育て これからの奥出雲町の幼児教育・保育について〈第2弾〉

~幼保連携型認定こども園開設に向けて~
広報6月号に掲載した、横田地域で開設予定の「幼保連携型認定こども園」に関する記事の第2弾です。前回記事をご覧になっていない方は併せてご覧ください。

Q.認定こども園になると保育内容の何が変わるの?
A.幼児園も認定こども園も国が定める指針・要領に基づいて、教育・保育を行いますが、いずれも「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」、いわゆる「※10の姿」を目指しています。開園予定の認定こども園ではその10の姿を培うための手法の一つとして、地域資源を活用した特色ある教育・保育を実施していく予定です。具体的には、現在の八川・馬木幼児園舎を活用した自然環境教育、島根リハビリテーション学院と連携したリハビリテーション理論に基づく発達支援、町の基幹産業や農業を通じた郷土愛の醸成、島根ITデザインカレッジや町内の外国籍の方との交流によるグローバル感覚の醸成などを図っていきたいと考えています。

※「10の姿」とは?
「健康な心と体」「自立心」「協同性」「道徳性・規範意識の芽生え」「社会生活とのかかわり」「思考力の芽生え」「自然とのかかわり・生命尊重」「数量・図形、標識や文字などへの関心・感覚」「言葉による伝え合い」「豊かな感性と表現」

Q.教育を充実させるということだけど、机に向かって勉強するの?
A.教育といっても机に向かって勉強をするということではありません。普段の生活や遊びの中で、「生活習慣」「社会性」「言葉」「感情」「創造力」などを育むプログラムを実施していきます。このことが前述している「10の姿」を育むことにつながっていきます。

Q.認定こども園は運営者が変わるって聞いたけど?
A.現在の幼児園の運営者である仁多福祉会からは「複合的な要因から認定こども園の運営者となることは困難である」という結論をいただいています。そこで、島根リハビリテーション学院を運営する「学校法人仁多学園」に認定こども園の運営者となっていただく予定で進めています。

Q.今の幼児園で働いている職員はどうなるの?
A.職員体制が大きく変わると子どもたちへの影響も大きいと考えますので、こども園の教育・保育に尽力していただける職員の方にはできるだけ仁多学園へ転籍していただけるよう、仁多福祉会と一緒に進めています。

Q.誰が通えるの?
A.現在の幼児園でも保護者の就労場所等の事情により、地区外の幼児園へ通うことができます(毎年入所手続きの際は第3希望まで記入していただいています)。これは認定こども園になっても変わりませんので、町内にお住まいの方であれば通うことができます。教育・保育給付認定が2号・3号の方についてはこれまでの入所手続きと変わりません。

問合せ:こども家庭支援課
【電話】54-2504