くらし 令和7年 邑南町長 新年のあいさつ

町民のみなさま、あけましておめでとうございます。輝かしい令和7年の新春をお迎えのことと、お喜び申し上げます。
令和6年は邑南町にとりましては、大きな節目の年でした。大型投資であった石見中学校と公立邑智病院の本体工事が終了するとともに、道の駅瑞穂の再整備事業の本体工事にも着手できました。そして、これら工事の完成の道筋ができたことから前町長が勇退を決め、10月には20年ぶりの町長選挙が行われました。
邑南町は、合併以来この20年間で、人口は大きく減るとともに大型事業の影響で財政事情は厳しくなっています。
また、小売店の減少、商工業や農林業の将来不安、高齢化による生活不安など解決の難しい地域課題が増えるなかで、町長選挙は邑南町の将来を左右する大事な選挙でした。
選挙戦においては、性別、地域、職業そして年齢を問わず町民のみなさんの、これからの町政に対する関心の高さと期待、一人ひとりの思いの強さを感じました。その結果が80%に迫る高い投票率であったと思います。
令和7年は、新たなまちづくりスタートの年です。
まずは、みなさんの関心の高さと思いの強さを、これからのまちづくりの原動力とするため、町政座談会の開催や意見箱、FAX、メールなどによる意見募集など情報公開と広報広聴活動の充実に努めます。
そして、住民サービスを維持し人口減少に対応した持続可能な町として次世代に引き継ぐため、まずは人口減少に対応した町に変革するための財政再建、そしてこれからのまちづくりとして子育て応援・定住対策・産業振興による所得向上策を重点に取り組む所存であります。あわせて、福祉の充実と世代ごとの活動を応援することにより生活の安心感を高めていきます。
最終的に目指すのは「住み心地の良いまち」です。性別や年齢を問わず誰もが平等に公平に社会参画できる仕組みを作り、人とひとのつながりを大事にするとともに、お互いを尊重し自己肯定感を醸成できる町、だれもが住み続けたい町「邑南町」を目指します。
結びに、次世代に誇れるまちづくりを着実に進めることをお約束し、町民のみなさまのご健康とご活躍を祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
邑南町長 大屋光宏