くらし 「てまえどり」で食品ロスを削減 10 月は食品ロス削減月間

食品ロスとは、食べ残しや売れ残り、期限が近いなど、さまざまな理由により、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。
ごみ処理の費用、環境問題、食料問題など、未来のためにみんなで取り組む必要があります

■日本の食品ロス量は464万トン(令和5年度推計)
1人当たり1日約102g、おにぎり1個分に当たります。

■食品ロスを防ぐ3つのポイント
◇買いすぎない
・買い物前に冷蔵庫やストッカーにある食材の量と期限を確認
・すぐ使うものは
?「てまえどり」って何
スーパーなどで食品を買うとき、商品棚の手前に並んでいる賞味・消費期限の短い商品を選ぶことです。
買い物をするとき、奥にある新しい商品を選んで買っていませんか。
新しい商品から買っていくと、手前にある古い商品は売れ残り、廃棄されてしまいます。
すぐに食べるときは「てまえどり」にご協力ください。

◇使いきる
・葉や茎、皮など捨てていた部分を使ってみる
・野菜はゆでたり、切ったりして使いやすい状態で保存
・肉や魚は使いやすい量に小分けにして冷凍

◇食べきる
・体調や健康、家族の予定に合わせ、食べきることができる分だけ作る
・余ったおかずはリメイク料理に使う
・外食では食べきれる量を注文参考レシピを本紙23ページで紹介♪
※缶詰やレトルト食品など家庭で余っている食品を、フードドライブ(家庭で余っている食品を集めて寄付する活動)をしている団体などに持ち込むのも食品ロス削減に向けてできる取り組みの一つです

問合せ:環境事業課
【電話】32-2203

■学生による食品ロス削減に向けた取り組み
第37回津山(まち)づくりミーティング

7月17日、美作大学食品ロス削減サークルに所属する学生5人が、サークルに入ったきっかけや力を入れている活動、地域に広めたい思いなどについて、市長と意見交換しました。

◇食品ロスについて知ってもらいたい
参加者:毎月1回、市内のNPO法人が取り組んでいる「こども食堂」で、フードバンク(寄付された食品を集めて必要としている団体や個人に提供する活動)に届いた食材を使ってお弁当を作り、地域の子どもたちなどに提供してきた。
食品ロスについて皆さんに考えてもらうため、大学でフードドライブを始め、集めた食品を使って献立作成から調理、提供まで行う食事会「もったいないマルシェ」や食品ロスに関する講話などを行ってきた。

◇一人ひとりの行動を変えていくために
参加者:子どものころから食品ロス削減への思いを育てていくことが重要。知るためのきっかけ作りや動機付けが大切。
いくらイベントを実施しても、ポスターを掲示しても、その人の思いに引っかからなければ行動は変わらない。サークルの活動を通じて、地域の皆さんと交流を深めながら、取り組みを広げていきたい。
市長:食品ロスの削減は、地域全体で考える課題。啓発活動など、行政としての取り組みを行うとともに、皆さんの活動を応援していく。

問合せ:秘書広報室
【電話】32-2029