- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県井原市
- 広報紙名 : 広報いばら 2025年9月号
市では、中学生を対象に海外での生活を通して英語力を養うとともに外国の生活や文化を理解し、人間性豊かに育ってもらうために、海外派遣事業を実施しています。
本年度は、8月2日から11日までの10日間、イギリス(ドーセット州ボーンマス近郊)へ5人、また、8月3日から13日までの11日間、オーストラリア(ニューサウスウェールズ州バサースト近郊)へ5人をそれぞれ派遣しました。
異国の地での体験を通して、彼らはどんなことを感じ、何を学んできたのでしょうか。
■〔イギリス〕「やさしさに触れて」
井原中学校2年 道本栞菜(みちもとかんな)さん
私は、イギリスへの海外派遣事業に参加し、ホストファミリーの方、語学学校の友達などと一緒に過ごしたことが一番心に残っています。私自身のこと、家族、友達、日本の食文化、音楽についてたくさん聞いてくれました。中庭での食事や庭で映画観賞会を開いてくれたり、和太鼓を一緒に叩いたりして、楽しく充実した日々を過ごすこともできました。
このような時間の中で、英語に触れ、聞き取れるようになったり、自分の伝えたいことが伝わるうれしさを感じることができたりしました。イギリスの文化や習慣だけでなく、初めて会った人との接し方や心構えも学ぶことができ、感謝しています。
■〔イギリス〕海外研修で広がった世界」
井原中学校2年 西田統馬(にしだとうま)さん
海外研修に参加して、たくさんのことを学びました。
現地では日本と違う文化や習慣に触れることができ、自分の考え方が広がったと思います。
英語での会話はうまくいかないこともありましたが、一生懸命伝えようとすると相手が分かってくれて、とてもうれしかったです。
また、外国の友達もできて、国が違っても心が通じ合えることを実感しました。
今回の研修を通して、もっと英語を勉強して、いろいろな人と話したいと思うようになりました。
この経験は、これからの自分にとって大きな宝物になると思いました。
■〔イギリス〕「文化の違いについて」
芳井中学校2年 板田真奈(いただまな)さん
私は、イギリス研修を通して、文化の違いについて多くのことを学びました。まず驚いたのは、給食にスナックやチョコが出ることです。次に、給食は外の芝生に座って食べることです。友達とわいわい話したり、転がったりして食べることもありました。日本と全然違って、とても楽しい時間になりました。さらに、2階建てバスに乗ったときは、窓からの景色が遠くまで見渡せ、きれいな眺めでした。一方で、お金の種類が非常に多く、特にコインは似た形や大きさのものが多かったため、計算に苦労しました。そのため、小銭が増えてしまい、会計の際に店員さんを待たせてしまうこともありましたが、皆さん笑顔で対応してくださり、その優しさに心が温まりました。
この経験を通して、異文化に触れる機会をこれからも大切にしていきたいです。
■〔イギリス〕「ホームステイに行って」
美星中学校2年 岡田希々(おかだのの)さん
私がイギリスでのホームステイで、まず感じたことは、文化の違いです。
ホームステイ先の家では、日本と違い、靴を履いたまま生活していました。また、ごはんは1人1品などではなくて、自分で欲しい物を欲しい分だけ取る感じで、とても新鮮でした。また、お米が日本と違ってもちもちしていなくて、細くてパサパサだったのであまり好きではなかったです。それでも、たくさんの文化の違いを知ることができたので、とても良い経験になりました。
私は、イギリス研修でたくさんの文化に触れて、文化の違いを知ることができて、とても貴重な経験ができたので良かったです。
■〔イギリス〕「イギリスへのホームステイ」
美星中学校2年 知野見夏生(ちのみなつき)さん
僕はこのたび、イギリスへホームステイしました。初の海外ということもあり、初めは英語だらけの環境に慣れることができず「Hello」としか言えないほどでした。しかし、現地で過ごしていく中で、英語を喋ることに対しての苦手意識がなくなり、ホストファミリーと気軽に話せたり、思っていることを英語で言えたり、イギリスでの生活がとても楽しくなりました。日本に帰った今では、逆ホームシックでイギリスに帰りたいと思うようになっています。
僕はこの研修で、海外などの知らない環境に行くことの大切さを学ぶことができました。機会があれば、また海外に行きたいです。