くらし 井原市第7次行政改革の実施状況

■令和2年度~6年度の取り組み実績
本市では「井原市行政改革大綱・行政改革プラン」をもとに、全庁的に行政改革に取り組んでいます。
これは、将来にわたって安定的な行政経営を行うため、管理型から経営型へ、量的から質的への行政運営の転換をより一層進展させるものです。
このたび、令和2年度から6年度までの5年間を推進期間とする「井原市第7次行政改革大綱・行政改革プラン」の取り組み実績を取りまとめましたのでお知らせします。

■主な取り組み概要
▽行政の担うべき役割の重点化
地方公営企業等の経営健全化:令和5年度に上水道・簡易水道の料金を統一し、経営統合を行うことで、事務の効率化に努めました。
・水道料金収納率(R1)99.2%→(R6)99.7%
・下水道使用料収納率(R1)99.1%→(R6)99.7%

▽行政ニーズへの迅速、的確な対応
組織の整理合理化:時代に合った組織の在り方を検討し、令和3年度には総合政策部を創設、令和6年度には総合政策部にDX推進課を設置しました。
行政プロセスの改善:令和5年度に電子決裁を含めた文書管理システムを導入しました。
市民のためのサービス体制:
◎マイナンバーカードを利用した証明書などのコンビニエンスストアでの交付サービスに取り組みました。
・コンビニエンスストアの交付件数(令和6年度)
住民票…2,764件(25.8%)
印鑑証明書…2,571件(30.6%)
所得証明書…450件(18.1%)
※カッコ内の数値は、全体の交付件数に対するコンビニエンスストア交付件数の割合です。
◎第1・3木曜日の市民課窓口受付時間の延長に取り組みました。(延長時間…17時15分~19時)
令和6年度来庁者…166人
処理件数…185件

▽定員管理および給与の適正化等
定員管理の適正化:人事評価制度を活用し、個々の職員が目標設定とその達成に向けた自己統制を行う取り組みを継続実施しました。

▽公正の確保と透明性の向上
公正の確保と透明性の向上:
・令和6年度文書開示件数 62件
・広報誌、ホームページ、SNS、井原放送、緊急告知端末器「お知らせくん」、公式LINEアカウントによる行政情報の配信に取り組みました。

▽電子自治体の推進
ICTを活用した行政事務の効率化:事務の効率化のため、令和6年度は14業務にRPA*¹を適用し、年間206時間の削減効果を得ました。
*¹RPA…人がパソコン上で行う定型業務をソフトウエアのロボットにより自動化するもの。
ICTを活用した市民サービスの充実:
・電子申請の対象を101業務に拡大し、電子申請の利便性の向上に努めました。
・令和6年度電子申請利用件数 3,742件

▽自主性、自律性の高い財政運営の確保
健全な財政運営の確保:
・健全財政の確保に努めました。
経常収支比率*²の抑制(R6)88.4% ※策定時のR6見込値 95.0%
将来負担比率*³の抑制(R6)-(数値がマイナス) ※策定時のR6見込値 19.8%
・市税などの収納率の向上に努めました。

・自主財源の確保に努め、ふるさと納税制度の充実を図り、寄付額が大幅に増加しました。
(R1)22,941千円→(R6)408,220千円
*²経常収支比率は、人件費、扶助費、公債費などの例年決まって支出される経費に、地方税、地方交付税、地方譲与税などの例年決まって収入される財源がどの程度充当されているかを比率で示しています。比率が高いほど財政構造の硬直化が進んでいることを表しています。
*³将来負担比率は、一般会計などが将来負担すべき実質的な負債額に対する比率であり、これらの負債が将来財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示す指標です。比率が高いほど今後の財政運営が圧迫されるなどの問題が生じる可能性が高くなります。
補助金等の整理合理化:令和6年度に、補助金の効果的かつ効率的な執行を目的とした補助金ガイドラインを策定しました。

問合せ:3階、企画振興課
【電話】62-9504