- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県高梁市
- 広報紙名 : 広報たかはし 2025年2月号(244号)
■高梁市歴史美術館
◇歴史美術館特別展 高梁市発足20周年記念 備中神楽と西林国橋
「備中神楽」は、岡山県西部の備中地方一円に伝承されている神楽です。昭和54年(1979)には、国の重要無形民俗文化財に指定され、本県を代表する民俗芸能のひとつとして広く親しまれています。
この神楽は、元来、荒神(こうじん)の鎮魂を目的に奉納されることから「荒神神楽」、また神殿(こうどの)を設け荒神を勧請して行うことから「神殿神楽」とも呼称され、主に神官が演じる神事性の強いものでした。
江戸時代後期には、川上郡福地(しろち)村(現在の高梁市落合町福地)に生まれた神官西林(にしばやし)国橋(こっきょう)(1764~1828)が、従来の荒神神楽に加えて古事記や日本書紀といった神話を取り入れ、「岩戸開き」、「国譲り」、「大蛇退治」という演劇性に富んだ「神代(じんだい)神楽」を創作し、人気を博し地域に定着しました。
この展覧会では、神楽に関する古文献、神楽面、衣装などの各種資料により、「備中神楽」の歴史をわかりやすく紐解きます。また、平成30年豪雨により倉敷市真備町で被災し、その後修復された西林国橋に関する古文献も初公開します。
期間:~5月12日(月)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:
一般…500円
65歳以上・高校・大学生…300円
中学生以下…無料
問合せ:高梁市歴史美術館
【電話】21-0180
火曜日休館
■各施設の展示一覧
※開館日や開館時間が変わる可能性があります。
入館無料の対象:未就学児/市内在住の小中学生(学校休業日に利用する場合)/障害者手帳を持つ人と介助者1人/市内在住の65歳以上
問合せ:常設のみの施設
山田方谷記念館【電話】22-1479
景年記念館【電話】21-1516(社会教育課)