- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県吉備中央町
- 広報紙名 : 広報きびちゅうおう 2024年12月号 Vol.242
日本では、高齢化の進展とともに認知症の方も増加しており、2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になると言われています。
認知症とは、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。認知症は、原因によっては早期に発見して適切な対応をとることで治療や進行を抑えることも可能です。もの忘れが気になるなど心配なことがある場合は、お気軽に地域包括支援センターへご相談ください。
認知症は、誰でもなりうる病気です。「認知症の本人は自覚がない」という考えは間違いで、最初に症状に気づき、誰より一番不安になって苦しむのは本人です。認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう。
■認知症月間図書館PR
9月21日~10月19日、ロマン高原かよう図書館で、9月の認知症月間にちなんで、認知症に関する特設展示を行いました。認知症の予防や介護について、子ども向けの本などさまざまな本を展示してPR活動を行い、多くの方に関心を持っていただきました。今後も町民向けに認知症に関する情報発信を行っていきます。
~吉備中央町での認知症に関する取り組みについて~
◆町民向け一般講座や認知症サポーター養成講座等の開催
認知症についての基礎知識を学びます。学んだことを地域で活かして、認知症サポーターとして認知症の方とその家族が安心して暮らしていけるように見守りをしていきましょう。
▽吉備高原学園高校での認知症サポーター養成講座
認知症の方への対応方法を実演を交えて学びました。
◆あたまの健康チェック
65歳と70歳の方を対象に、簡単なもの忘れに関するアンケートを行っています。必要に応じて認知症地域支援推進員が訪問し、気になることや悩みの相談をお受けします。
◆認知症予防カフェの開催
かもがわ荘・きびハイツ・賀陽荘で毎月、認知症の方、家族や地域の方を含めて交流を行っています。詳細につきましては、各事業所へお問い合わせください。
お問い合わせ先:地域包括支援センター
【電話】0866-54-1320