- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県庄原市
- 広報紙名 : 広報しょうばら 2025年9月号(No.246)
■[総務課]被爆者の思いを継承
平和啓発セミナー
市は、原爆や戦争の記憶を風化させず、平和の尊さや戦争の悲惨さを後世に伝えていくことを目的に、毎年、平和啓発セミナーを開催しています。
本年は8月4日に庄原市ふれあいセンターで、7日に東城支所で「被爆体験証言の伝承講話」として講演を行いました。
講演では、被爆体験伝承者の八田聖子(やつだせいこ)さん(庄原会場)、岡本和代(おかもとかずよ)さん(東城会場)が、写真や絵、当時の広島市の地図などを使い、被爆者から受け継いだ、原爆の悲惨な状況や平和に対する思いについて語りました。
参加者は「私ができることは小さいですが、できることをして平和を守っていきたい」「80年が経過して戦争を知らない世代が増えているので、伝承していくことはとても大切なことだと思う」と話しました。
市は今後も、戦争や原爆に関する記憶や平和への思いを次世代へ継承していくため、平和啓発事業を推進していきます。
■[管財課]建設会社と技術者の施工能力を評価
優良建設工事施工業者の認定、優良技術者の表彰
本年度の庄原市優良建設工事施工業者の認定式ならびに優良技術者の表彰式を7月25日、市役所本庁舎で開催しました。
この制度は、公共工事の品質向上と、建設会社の技術力向上を目的とし、契約額500万円以上の建設工事について、品質や安全対策などを評価する評定点が82点以上(満点100点)の施工業者および技術者を認定・表彰するものです。
令和6年度に完成した対象工事50件のうち、優れた施工技術により認定基準を満たした3社を「優良建設工事施工業者」として認定し、工事を担当した技術者4人を「優良技術者」として表彰しました。
認定制度を創設した平成20年度から、(株)大歳組は9度目、(株)加島建設、西城建設(株)はともに3度目の認定となりました。
八谷市長は認定書と表彰状を手渡し「本市の建設業を担う主体として先頭に立ち、次代を担う子どもたちに夢を与える、憧れの存在であり続けていただきたい」と述べ、その栄誉を称えました。
■[危機管理課]誰もが安心して過ごすことのできる地域社会の実現に向けて
防犯決起集会および防犯カメラの寄附受納式
東城町粟田地域で発生した痛ましい事件から1カ月余りが経過する中、地域における防犯活動の機運を高めるために、7月30日に東城支所を会場に「庄原市防犯決起集会」を開催し、防犯活動に関わる関係者や地域住民など約70人が参加しました。
集会では、庄原警察署東城交番の英賀谷圭介(あがたにけいすけ)所長による「地域や家庭における防犯対策」の講話や、東城郵便局、田森自治振興区、危機管理課から取り組みの発表がありました。
集会の最後には集会決議を採択し、参加者全員で「市民、各団体、警察、行政が一体となり、防犯活動を積極的に推進し、力を合わせて取り組んでいく」と決意しました。
また、8月6日には、市内の有志5団体(庄原地区交通安全協会、東城交通安全協会、庄原市防犯組合連合会、庄原市暴力追放協議会、庄原安全運転管理協議会)から粟田地域へ設置する防犯カメラが寄贈され、市役所本庁舎で受納式を行いました。
受納式では、5団体を代表して、庄原地区交通安全協会の佐々木満(ささきみつる)会長から「犯罪の抑止に役立てていただき、安心安全な地域を目指してほしい」とあいさつがあり、八谷市長が目録の贈呈を受けました。
事件後に防犯カメラの設置を要望していた田森自治振興区の名越和之(なごしかずゆき)会長は「地元の思いに応えていただいたことに感謝したい」と話しました。