- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県庄原市
- 広報紙名 : 広報しょうばら 2025年10月号(No.247)
市が行う施策や事業に対し、市民の皆さんから意見を伺う市政懇談会を市内10会場で開催しました。
今回の市政懇談会は、より自由な意見をいただけるよう、一部会場で「車座方式」での懇談を行うなど、各自治振興区の役員を中心に、役員以外の皆さんを含め、多くの人に参加いただきました。
参加者の皆さんには、貴重な意見をいただき、ありがとうございました。皆さんから寄せられた提案や意見などは、今後の施策に生かしていきます。
■懇談のテーマ・概要
今回の市政懇談会は、所信表明で八谷市長が示した「安心な暮らしが充実し、庄原に関わる人の未来がつながっていくまち」をテーマに実施しました。
懇談会では、本市の人口予測および市の財政状況、そしてテーマに掲げている、市長の思い描く将来像と所信の一端を説明し、参加者の皆さんと認識を共有した上で、将来像の実現に向けた意見交換を行いました。
その後、各自治振興区から挙げられた地域要望に対し、市の回答を踏まえた意見交換を行うなど、懇談会を通じ、地域の実情と市政運営の方針についての活発な議論がなされました。
■参加者からの質問・意見
市政懇談会で寄せられた質問・意見を抜粋してお知らせします。
Q:持続可能なまちづくりに向け、現在策定中の第3期庄原市長期総合計画を踏まえた今後の方向性について、どのように検討していくのか。
A:広大な市域を有する本市において、持続可能なまちづくりを進めていくためには、各拠点の都市機能を維持することが重要になります。
機能維持には、道路整備による住宅建設の誘導や公共施設の再配置・民間施設を活用した都市機能の維持・充実など、大局的な視点で検討していく必要があります。
また、推計では、令和17年度の人口が約2万3千人へ減少すると見込まれる中、コンパクト・プラス・ネットワークの考え方を踏まえ、地域特性や抱える課題に応じた必要な機能を維持していくための施策を、長期総合計画へ盛り込み、真に必要な取り組みを着実に進めていきます。
Q:関係人口を増やしていくための具体的な取り組みについて伺いたい。
A:本市では、関係人口を増やし、見える化する取り組みとして、庄原ファンクラブを設立し、イベントやボランティア募集などを行っています。
現在、約3200人の会員がおられ、庄原を応援し、庄原に関わってくれる人を増やすことを目指しています。
今後は、ファンクラブ会員の募集に加え、企業と連携して二地域居住の促進や、オフィス誘致などを通じて、関係人口の拡大を目指していきます。
Q:新しい産業の誘致や基盤産業の確立について、具体的な取り組みや方向性は定まっているのか。
A:これらの取り組みについては、現状と課題の分析を踏まえながら、比較的中長期的に進めていく必要があると認識しています。
一方で、現在具体的に取り組んでいる施策の1つとして、二地域居住があります。
地震が少ないなどの本市の特徴を生かし、沿岸の都市部の企業のバックアップオフィスを誘致するなどの話もあることから、新しい産業の誘致につながるのではないかと考えています。
問合せ:行政管理課広報統計係
【電話】0824-73-1159
