- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県東広島市
- 広報紙名 : 広報東広島 2025年11月号
◆自分らしく、きらっとストーリー
思いを形にし、暮らしや地域活動で輝く人たちにインタビュー
◇得意なことを生かしたい! イベントで深める地域の輪
浅沼さんは、中学校のPTA役員を終えた後、平岩住民自治協議会の副会長に就任。現在は月1回の役員会に参加し、平岩まつりや平岩防災フェスティバルなど地域イベントをサポートしています。当日は司会をしたり、スムーズに進行できているか全体を見守ったりするなど、今まで自分が得意としていたことを生かして活動しています。
私自身、平岩地区で育ちました。子どもの頃は地域のことを考えていませんでしたが、子育てを通じて、地域の良さを知ることができました。自治協が掲げる「住んで良かったと思えるまち」を目指し、地域のイベントを通じてつながりの輪を広げていきたいです。
平岩住民自治協議会 副会長 浅沼さん
◇女性の可能性を応援したい! 実家をシェアオフィスに
田村さんは、小・中学校教員やキャリア支援の経験から「女だから」という思い込みが自己実現を阻むと感じ、空き家になっていた実家の呉服店を、女性の活躍を応援するシェアオフィス「来音」に再生。作業スペースやキャリアコンサルタントに相談できる個室を備え、復職・転職・起業など、女性が自分の可能性に気付けるようサポートしています。
他県と東広島の二拠点生活で不安もありましたが、「WOMANネットワーク」や「円陣」を活用し、多くの出会いに恵まれました。自分の思いを伝え、応援を受けたからこそ実現できたと感じています。夢と希望を育み、縁をつなぐ場所にしていきたいです。
シェアオフィス来音 田村さん
◇地域の宝「かやぶき」を守りたい! 定住して魅力を発信
櫻井さんは、山口県出身で、広島大学在学中に志和町のかやぶき民家に魅了され移住。地域住民とかやを集め、クラウドファンディングで修繕費を確保。現在は地域おこし協力隊として活動し、住民自治協議会と連携して人手を集めてかや刈りを行ったり、休耕田を使ったかやの地産地消や、かやぶき民家を宿泊施設に整備したりするなどの挑戦をしています。
地域の皆さんの応援のおかげで活動を続けられています。協力隊の任期が終わった後も志和に定住して、町に残る約10軒のかやぶき民家を未来へとつないでいくことが目標です。かやぶきの魅力を伝え、多くの人が訪れるにぎわいづくりをしていきたいです。
地域おこし協力隊 櫻井さん
◇子育てと仕事を両立! 育休を分割取得
大中さんは、現在0歳の子どもが、生後3か月と6か月の時期にそれぞれ1か月間、育児休暇を分割取得。上司から「しっかり休んで育児を頑張って」と送り出される雰囲気があり、安心して休暇に入れたそうです。育休中は寝返りの瞬間に立ち会うなど、子どもの成長を間近で見守ることができ、家族との時間の大切さを実感しています。
一人で子どもの世話をするプレッシャーや孤独感を知り、育児の現実を妻と共有できたことが良かったです。育児と仕事を両立できる環境に感謝し、会社に貢献したいという思いが強まりました。次に育休を取得する人にも、この経験を伝えていきたいです。
ダイキョーニシカワ株式会社 大中さん
◇[Point] 安心して子育てできる環境が働く意欲の向上に
「くるみん」認定企業 ダイキョーニシカワ株式会社
子の看護休暇や時短勤務に加え、フレックスタイム制やテレワーク、時間単位での有給休暇制度を設けています。保育園の送迎や通院、参観日などの行事にも参加できるよう、子育てと仕事を両立しやすい環境を整えています。男性育児休暇の取得率向上も目指しており令和9年度に90%を目標にしています。
ダイキョーニシカワ株式会社 グループマネージャー 今村さん
◆[Point] 子育てもキャリアも応援! 厚生労働大臣の認定制度
・くるみん
市内認定数 8社
子育てと仕事の両立を応援し、働きやすい環境づくりに積極的に取り組む企業の証しです。
・えるぼし
市内認定数 1社
勤務時間や継続就労、管理職、多様なキャリアコースなど、女性が働きやすい職場づくりに取り組む企業の証しです。
※市内認定数は令和7年10月1日現在
◆[Point] チャレンジが広がる ミライノ+の起業プログラム「円陣」
東広島イノベーションラボ ミライノ+は、「新しいことに挑戦したい」「起業・創業したい」といった思いを持つ人が集う場。東広島市で社会課題のビジネス解決に取り組むプログラム「円陣」は、今年度のプレイヤーと伴走者が決まり活動中。令和8年3月まで、活動を応援するサポーターを募集しています。
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