- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県江田島市
- 広報紙名 : 広報えたじま 第252号(令和7年10月号)
■江田島市の児童・生徒の『令和7年度全国学力・学習状況調査』結果
▽調査の目的
全国学力・学習状況調査は、毎年4月に、小学校第6学年及び中学校第3学年を対象に、教科の調査問題及び学校、児童・生徒質問紙により実施されるものです。
児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策や教育指導の改善等を行うことを目的としています。
今年度の結果は次のとおりです。
▽調査実施期日
令和7年4月14日(月)~17日(木)
▽対象及び教科
小学校第6学年児童国語、算数、理科中学校第3学年生徒国語、数学、理科
▽教科に関する調査の結果(平均正答率%)
※全国は小数第一位まで数値公表されていますが、県及び市については整数の数値までしか公表されないこととなっています。
※中学校理科は、1人1台端末を使用して調査が実施されたため、他の教科と結果の示し方が違います。(500を基準にした得点)
※IRTとは、項目反応理論(Item Response Theory)と呼ばれる統計理論のことで、生徒の正答・誤答が、問題の特性(難易度、測定精度)によるのか、生徒の学力によるのかを区別して分析し、生徒の学力スコアを推定することができるものです。
・小学校は、国語・算数において、平均正答率が全国を上回り、県と同程度である。理科において、平均正答率が全国、県ともに上回っている。
・中学校は、国語において、平均正答率が全国と同程度、県を下回っている。数学において、平均正答率が全国、県ともに下回っている。理科において、IRTスコアが全国を下回り、県を上回っている。
※なお、この調査は学力の一部を測るものであり、学力の全てを測るものではありません。
▽今後に向けて
各小・中学校においては、自校の教科の調査結果や児童・生徒質問紙による回答結果を詳細に分析し、成果と課題について明らかにしました。それを基に、課題の要因について協議するとともに、保護者の方々と結果を共有しながら、児童生徒一人一人の学習指導の充実に向けた取組を進めていきます。
教育委員会としては、教職員の指導力向上に向けた研修を設定し、本調査結果において学習につまずきが見られる層の回答に着目し、つまずきの要因及び児童生徒一人一人に対する支援や手立てを考えていきます。
■8月20日(水)~22日(金)キャリア・スタート・ウィークが実施されました。
市内中学2年生(118人)が、市内の事業所でキャリア・スタート・ウィーク(職場体験学習)を行いました。接客や清掃、本の整理、幼児との交流など、普段の学校生活では経験できない貴重な体験をすることができました。生徒からは、「働くのは大変なこともあるけど、楽しい。」「将来も自分の興味のある仕事に就きたい。」といった感想が聞かれ、職場体験を通じて働くということや将来の夢について、深く考えることができていました。
ご協力いただいた事業所の皆様には、生徒たちに温かく声をかけ、丁寧にご指導いただきました。厚く御礼申し上げます。
今後も地域の皆様と連携しながら、生徒が進路について考えるきっかけとなる学びの場を創ってまいります。
江田島市教育委員会ホームページ【URL】https://etajima.edumap.jp/