くらし 令和7年度当初予算が決定!(1)

令和7年度当初予算は、3月に市長選挙を控えていたことから、市民生活に直結する扶助費などの義務的経費や一般行政経費を主体とし、投資的経費等は原則として継続事業を中心に編成しました。
新規事業や政策的な経費は、今後の補正予算により対応することとしていますが、国の新制度創設等により住民生活に直接影響を及ぼす事業等については、当初予算に計上しています。
市では、これまで「5つの良し」のまちづくりのもと、自治体DXの推進、移住・定住の促進、交流人口の拡大、農林水産業等の担い手・後継者の確保、地場産業の育成、教育環境の充実、子育て世帯の負担軽減を図る誕生祝金の支給、小・中学校の給食費無償化などに取り組んできました。
令和7年度当初予算では、これらの「5つの良し」に基づく継続事業等を計上し、基本的な行政サービスの提供と市勢の発展に引き続き取り組む予算としています。

■主な事業
▼住んで良しのまちづくり
▽下田市姉妹都市提携50周年記念交流事業…550万円
昭和50年に下田市と姉妹都市提携を締結し、令和7年度で50周年を迎えることから、記念交流事業を実施します。

▽拡充/高齢者予防接種事業(帯状疱疹ワクチン)…3,956万5千円
帯状疱疹ワクチンが予防接種法上の定期接種(B類疾病)に拡充位置づけられたことから、高齢者に対する予防接種を実施します。

▽山陰道アクセス道路整備事業…2億1,300万円
山陰道「大井・萩道路」の萩東インターチェンジ(仮称)から、中心市街地や観光地への利便性の向上を図るため、アクセス道路を整備します。

▽消防指令センター共同整備事業…2億3,867万3千円
萩市、山口市、防府市において、消防通信指令業務を共同運用し、専門性の高い指令業務を専従化することで、複雑多様化する災害に備えた地域防災力の強化を図るとともに、通信指令設備整備と維持管理にかかる経費の削減を図ります。

▽常備消防車両整備事業…1億6,285万6千円
消防力の充実・強化を図るため、常備消防車両を計画に基づき更新します。

▼訪れて良しのまちづくり
▽ジオパーク推進事業…1,070万円
萩ジオパーク推進協議会を中心に、市民への理解増進、学校教育や地域経済への一層の貢献と情報発信に努め、地球の視点で「萩らしさ」が“見える”・“伝わる”活動を展開します。
また、笠山山頂展望台などへの案内看板を整備し、観光客などの利便性向上に努めます。

▽地域彩り交流促進事業…634万7千円
各地域の道の駅などの拠点施設周辺等に花を植栽し、交流人口の拡大による地域活性化を図ります。

▽萩まちじゅう博覧会開催事業…379万3千円
これまでに再発見した地域のおたからを、萩のまちづくりに生かすために開催する「萩まちじゅう博覧会」を引き続き支援します。当博覧会をきっかけに市民や事業者が、歴史・文化・自然などの“おたから”を自ら活用することを推進し、おたからが適切に保全され生活や産業に生かされることを目指します。